恋人に浮気された!慰謝料の請求をしたいときはどうすればいい?
2022.9.7

恋人の浮気が発覚したとき、あなたならどう行動しますか?
悲しみや悔しさのあまり、「慰謝料をとって反省させたい!」と思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、恋人に慰謝料を請求することは可能なのか、また、請求する場合はどのような準備が必要なのかを、具体的に調べてみました。
目次
恋人に慰謝料の請求はできるの?

結論からお話しすると、一般的なカップル間の浮気では、慰謝料を請求することはできません。
浮気の慰謝料とは、平穏な夫婦関係を故意に崩壊させたことに対する賠償金だからです。
しかし例外として、以下のどちらかの場合は慰謝料を請求できる可能性があります。
- 恋人と婚約をしている場合
- 恋人と事実婚の関係にある場合
婚姻届を出していなくても、夫婦に近い関係と判断されれば、慰謝料の請求を行うことが可能です。
恋人と婚約をしている場合とは?
婚約とは、恋人同士が結婚に合意し、将来的に夫婦になるために誠意を持って交際している状態のことをいいます。
また、婚約中は往々にして結婚の意思を家族や友人、勤務先などに明らかにしており、既に結婚に向けて仕事の調整など、生活が変化している場合もあります。
そのため、カップルの中でも夫婦に近い状態として、慰謝料の請求をすることが可能です。
婚約中の浮気で慰謝料を請求されたい方は、以下の記事も是非併せてご覧ください。
婚約中の浮気で慰謝料を請求する方法と条件を確認する
恋人と事実婚の関係にある場合とは?
事実婚は内縁関係とも言い、「何らかの事情により、婚姻届けは出していないが、実質的に夫婦に近い」状態のことを指します。
事実婚は多くの場合、家計や住居を共にしており、ほとんど夫婦と変わらない日常生活を送っています。
そのため、慰謝料に関しても、夫婦と変わらず請求することが可能です。
恋人との婚約・事実婚を証明するには?

婚姻届のない関係性を証明することは、なかなか難しいものですよね。
「もし言い逃れをされてしまったら…」と考えると、行動するのも気が重くなります。
そうならないために、婚約や事実婚の関係を証明しやすい状況を以下で説明しますので、参考にしてください。
婚約関係を証明しやすい状況
婚約は口約束でも成立するものですが、恋人に「婚約はしていなかった」と逃げられてしまう場合もあります。
そのため、婚約関係として認められるには証拠に残る物であったり、家族や友人へ紹介していることが重要となります。
以下の状況に当てはまっているほど、恋人との婚約関係を客観的に証明しやすくなります。
- 既に結納を済ませている
- 婚約指輪や記念品など、婚約を証明する品がある
- 両親や知人、友人に婚約者として紹介している
事実婚を証明しやすい状況
事実婚の証明をする場合は、婚約とは違い、お互いに夫婦としての意識を持っていること、また、家計や住居を共にしていることを、様々な面から証明できることが重要です。
住民票や賃貸借契約書、健康保険の扶養家族欄は、特に有効とされています。
そのほか、あなたと恋人との事実婚の関係を証明しやすい状況は以下の通りです。
- 住民票の続柄欄に「妻(未届)」や「夫(未届)」と明確に記載がある
- 賃貸借契約書の続柄欄に内縁関係を記載している
- 健康保険の被扶養者になっている
- 夫婦として連名で出した年賀状や結婚式の招待状がある
- 同じ家計で2人分の家財道具などを購入した明細がある
- 親族や友人が内縁関係を証言できる
恋人に関わらず慰謝料の請求に必要なもの

もう1つ、相手が恋人か配偶者かに関わらず、慰謝料の請求をする際に必要なものがあります。
あなたの恋人が浮気をしていたという決定的な証拠です。
特に、慰謝料の請求をする場合は、肉体関係があったという証拠が必須になります。
では、一体どんなものが証拠として認められるのか、具体的な例を挙げてご紹介します。
浮気(肉体関係)の証拠
- ラブホテルへの出入りなど、肉体関係を匂わせる写真やビデオ
- 肉体関係があったことを匂わせるメールやLINE
- ラブホテルの領収書やクレジットカード明細
- 浮気相手との肉体関係を自認した書類や録音データ
- 探偵事務所や興信所の調査報告書
また、1回限りの肉体関係では、法律上の不貞行為として認められない場合もあります。
より多くの明確な証拠を集めるために、探偵事務所や興信所を活用するのもいいでしょう。
不貞行為を証明できる証拠について詳しく確認したい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
浮気の慰謝料を払わせるコツ

「関係性の証明」と「決定的な証拠」が揃ったら、次は恋人との交渉です。
中には恋人が浮気を認めなかったり、慰謝料の支払いを渋ることもあるでしょう。
ではどうすれば、慰謝料の交渉を進めやすくなるのでしょうか?
逃れようのない証拠を突き付ける
まずは、何よりも確実な証拠を突き付けることです。
肉体関係を強く感じるものほど、法的に有利なのはもちろんですが、相手としても「勝ち目がない」と感じるはずです。
無駄な言い逃れをしたり、慰謝料の支払いを強く拒む気は起こりにくくなるでしょう。
希望より高額な慰謝料を提示する
初めに自分の希望額より高額な慰謝料を提示し、相手が渋ったら本来の希望額を要求し呑ませる方法 です。
「要求額を下げた」という借りを作ることにより、借りを返さなければと感じる人間の心理を利用するそうです。
この方法は、譲歩的要請法(ドア・インザ・フェイス)と呼ばれ、社会的心理学でも有効に承諾を得る方法の1つ とされています。
手紙を書いて気持ちを伝える
「冷静に話し合える自信がないが、喧嘩をしたいわけではない」もしくは 「恋人のプライドが高くて言い出しにくい」という方は、手紙を書いてみるのもおすすめです。
内容も恋人を責めるようなものではなく、「浮気をされて悲しい」という気持ちや、「嘘をつかれたことが辛かった」、「あなたのことが好きで、あなたとこれからも過ごしたかったのに」という気持ちのみを素直に伝えましょう。
手紙は逆ギレをされるリスクも少なく、相手やあなたがやや感情的なタイプの場合も、言葉の応酬にならずに反省を促すことができ、その後の慰謝料の話もスムーズに進むかもしれません。
結婚間近のタイミングでの浮気であれば慰謝料を請求できる確率はかなり高くなります。結婚間近の浮気の慰謝料の相場や請求方法については以下の記事で詳しく解説しておりますので、気になる方はこちらも併せてご覧ください!
結婚前の浮気による慰謝料の相場と請求方法を確認する
証拠を集める際の注意点

ここまで、浮気の慰謝料の請求をするためには「関係性の証明」と「決定的な証拠」が必要というお話しをしてきましたが、証拠集めには気を付けるべき点もあります。
それは、証拠を集めていくうちに、怒りや好奇心で行動がエスカレートしてしまうことです。
ここでは、どのような行為を避けるべきか見ていきます。
無断で恋人のスマホをチェックする
1つ目は、無断で恋人のスマホをチェックする行為です。
気になる気持ちはとてもよくわかりますが、スマホチェックはプライバシーの侵害となる恐れがあります。
「恋人なのにダメなの?」と思う方もいるかもしれませんが、この場合、恋人だけではなく、それぞれのメールやLINEの送り主のプライバシーの侵害にも該当してしまうため、いざという場面で不利になってしまう可能性があるのです。
また、こういった行動を取ることで「勝手にスマホを見るような女だと思わなかった」といった、よくある逆ギレから口論に発展し、会話をリードしたまま慰謝料の話ができなくなってしまう原因にもなりかねませんので、スマホで浮気調査をする際は細心の注意が必要です。
スマホを使った最適な浮気調査の方法については以下の記事で詳しく解説しておりますので、是非こちらも併せてご覧ください。
恋人の浮気相手を問い詰める
もう1つありがちなのが、恋人の浮気相手の手がかりを入手し、勢いのまま浮気相手に連絡をとったり、浮気相手の自宅に殴りこむ行為です。
感情のままに浮気相手を問い詰めることの何がいけないかというと、浮気相手から「恐喝された」「別れろと脅迫された」と逆に訴えられる可能性があるからです。
証拠を掴むどころか相手に付け入る隙を与えてしまい、ミイラ取りがミイラになってしまう展開だけは避けたいところですよね。
浮気の問い詰め方にはコツがありますので、詳しく確認したい方は以下の記事も併せてご覧ください。
恋人もしくは浮気相手の職場に連絡する
最後はあなたの恋人、もしくはその浮気相手の職場に連絡し、浮気の事実確認をしたり、もしくは確信をもって言いふらすような行為です。
職場への密告は、浮気の確証を得た場合、恋人やその浮気相手に対して、いわゆる社会的制裁として浮かびがちな手段なのではないかと思います。
しかし、無関係な第三者に浮気や悪口を言いふらすことは、たとえ事実であっても「名誉毀損罪」や「侮辱罪」にあたり、慰謝料をもらうどころか罰金や罰則を受けることになる可能性があります。
まとめ│恋人に浮気された!慰謝料の請求をしたいときはどうすればいい?
- 一般的には恋人に慰謝料の請求は難しい
- 婚約or事実婚を証明できる場合は可能
- 肉体関係を含む浮気の証拠が必須
- 調査は探偵や興信所が便利で安心
- 逆に訴えられるリスクを回避しよう
恋人の浮気に慰謝料が発生したからといって、簡単に気が晴れる方ばかりではないですよね。
しかし、「自分の心の傷に対し、相手はお咎めなし」という状況よりはずっといいと感じる方も多いはずです。
また、証拠集めがエスカレートしてしまうと、逆に相手から訴えられる結果になる可能性もあります。
肉体関係の証拠は複数回分必要なため、リスク回避も兼ねて探偵事務所や興信所を頼るのもいいでしょう。
もし恋人と婚約をしていたり、内縁関係にある方が浮気をされてしまった場合、この記事を参考に、慰謝料の請求も視野に入れてみてはいかがでしょうか。