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浮気調査で掴む不貞行為の証拠とは?裁判で有利になるものをご紹介!

2022.9.22

浮気調査をしたいけど、「有効な証拠って何だろう?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

せっかく浮気調査をするなら、いざというときに使える証拠も確保したいところですよね。

こちらの記事では、浮気(法律上の不貞行為)の証拠とはどのようなものなのか、裁判で有効な証拠とは何なのかを徹底解説します。

また、証拠が掴めなかった際の対処法も併せて紹介していますので、是非参考にしてみてください。

不貞行為の証拠はいつ必要になる?

浮気調査_証拠

浮気をされてしまったとき、何もできずに泣き寝入りをするのはとても悔しいですよね。

パートナーの浮気が発覚後、スムーズに話し合いを進めていくためには、浮気(不貞行為)の証拠を掴むことは非常に重要です。

まずは、浮気の証拠がいつどのような場面で必要になるのかを解説していきます。

浮気の事実を認めさせるとき

浮気の証拠がないままパートナーを問い詰めても、言い訳をしたり事実を認めないケースがほとんどでしょう。

しかし、不貞行為の決定的な証拠を突きつけることができれば、パートナーと浮気相手は浮気の事実を認めるしかなくなります。

事実を認めさせれば、素直に反省してくれる可能性も高いです。

浮気をやめさせて、今後の関係を修復していくためにも、浮気の証拠は非常に重要といえます。

離婚を検討しているとき

浮気が発覚した後に、離婚を検討している場合は、証拠を持っていたほうが話を有利に進められます。

裁判で離婚を認めてもらうためには、不貞行為の証拠が必須であり、その証拠があれば離婚が認められる可能性が高くなるためです。

また、裁判沙汰になることを恐れ、話し合いの段階で相手が離婚に応じることも考えられるでしょう。

少しでもスムーズに話を進めて心身の負担を減らすためにも、証拠を掴むことは重要です。

浮気や不倫が原因で離婚しようと考えている場合は、以下の記事をご覧ください。

慰謝料の請求を検討しているとき

不貞行為の証拠がある場合は、パートナーと浮気相手の双方に慰謝料を請求することができます。

慰謝料は浮気の苦痛に耐えてきた精神的な負担に対して支払われる正当な権利です。

慰謝料を請求することで、パートナーに自分が犯した罪の重さを自覚させ、深い反省を促すことができるでしょう。

慰謝料請求を請求できる条件や方法について気になる方は、こちらの記事もご覧ください。

裁判で有利になる証拠の例

浮気調査_証拠

証拠が重要ということがお分かりいただけたところで、実際に裁判で有利になる証拠をご紹介します。

証拠になるものは色々ありますが、条件として「不貞行為(配偶者以外との継続的な肉体関係)があったことが分かるもの」ということが重要です。

例として、以下のようなものが挙げられます。

不貞行為の証拠の例
  • 写真・動画
  • 音声データ
  • メール・SNS
  • 電話の通話履歴
  • ホテルの領収書
  • 手帳・スケジュール帳・日記
  • 探偵会社・興信所の調査報告書

分かりにくいものや断定できないものは、証拠として認められないこともありますので注意しましょう。

写真・動画

写真や動画は、内容次第で非常に強い証拠になります。

先程もお伝えしましたが「肉体関係があったことが分かるもの」が、カギとなります。

不貞行為を証明できる写真・動画の内容例を、4つほどご紹介します。

  • 性行為中や裸体の写真、動画
  • ホテルや自宅に出入りしている所の写真、動画(入る所、出る所の両方が必要)
  • 浮気相手と2人での外泊旅行の写真、動画
  • 浮気相手とのバスローブ写真など、一夜を共にしたことがわかる写真や動画

上記は、裁判で証拠として認められやすい傾向にあります。

音声データ

肉体関係があったことを察することができる音声データも、証拠として有効になることが多いです。

音声データは、ICレコーダーやビデオカメラ、スマホで録音したもので十分です。

証拠として認められるためには、浮気相手との不貞行為を仄めかす電話音声や、性行為中の音声が録音されていることが重要になります。

また、パートナーが不貞行為を認めた会話の録音も重要な証拠になるので、浮気を問い詰める際は録音をしておくのがおすすめです。

メール・SNS

メールやSNSのやり取りだけでは、「友達として付き合っているだけ」とはぐらかされてしまうことが多いです。

しかし、不貞行為があったことが分かる内容であった場合は、証拠として認められることもあります。

具体的には、ホテルに行ったことが分かる内容や、性行為の感想などのメッセージが望ましいです。

また、明確に婚姻期間中の不貞行為であったことを証明するため、メッセージの送受信の日時がしっかり残っていることも重要です。

電話の通話履歴

メールやSNSと同様に、浮気相手と継続的に関係があったことを証明する電話の通話履歴も証拠になります。

電話の場合も、通話の日時が残っているかを確認しましょう。

ただし、通話履歴だけでは証拠として認められにくい傾向がありますので、通話履歴だけではなく他の証拠と組み合わせて提出する必要があります。

ラブホテルの領収書

ラブホテルの領収書も、肉体関係を持った証拠として認められやすいです。

さらにホテルに浮気相手と出入りしている写真や動画があれば、相手も不貞行為を認めざるを得ないでしょう。

レストランやショッピングの領収書は浮気の証拠にはなりにくいので注意しましょう。

手帳・スケジュール帳・日記

手帳やスケジュール帳、日記も、浮気相手とホテルに泊まったことが分かる記録があれば、証拠になる場合があります。

万が一の妊娠などに備えて、浮気相手と性行為があった日を記録している人も案外多いようです。

また手帳や日記の場合は、継続的に記録されていることも重要です。

特定の日だけ記録されている場合は、証拠として認められないことがあるので注意しましょう。

探偵会社・興信所の調査報告書

浮気を疑っている場合、探偵会社や興信所に浮気調査を依頼することもあるかと思います。

探偵会社や興信所による調査結果が記されている「調査報告書」は、裁判においては非常に強い証拠と言えるでしょう。

プロによる調査は費用はかかりますが、確固たる証拠として効力を発揮してくれます。

探偵事務所が作成する調査報告書を詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。

浮気の証拠が不十分でも慰謝料を請求できる?

浮気調査_証拠

「一生懸命浮気調査したのに、肉体関係の証拠が出てこない…」
こういった場合、慰謝料請求ができるのか不安になりますよね。

結論から言うと、不倫・浮気の証拠が不十分な場合でも慰謝料が請求できたケースはあります。

十分に証拠が揃っていなくても、弁護士の働きかけや相手側の状況などの様々な事情が考慮されます。

証拠がなくても慰謝料請求が認められた事例

こちらでは実際に証拠が不十分でも慰謝料の請求ができた事例をご紹介します。

このような事例は稀ですが、慰謝料請求の参考になりますので是非確認してみてください。

Sさんから依頼を受けた弁護士は、夫に対し、文書で慰謝料を請求するとともに、協議離婚の申入れをしました。

もっとも、本件において、夫の浮気を立証するための資料は、夫のスーツのポケットに入っていた浮気相手からと思われる手紙、夫の携帯電話に保存されていた浮気相手と思われる女性の写真データ及び宿泊施設の写真データしかなく、その内容からして夫の浮気を裁判で立証するのは非常に困難な状況でした。

弁護士の送付した慰謝料の支払いと離婚を求める書面に対し、夫からは、離婚については応じることや、不貞行為はしていないけれどもある女性と交際関係のような状況にあったことを認める旨の電話がありました。

弁護士は、法的手続きによらない交渉が依頼者にとって一番負担の少ない方法であると考えており、また本件は証拠が弱く裁判になっても夫の浮気が認められない可能性が高いことから、粘り強く交渉を進めました。

また、交渉の過程では、Sさんが夫の浮気でいかに傷ついたかということを、Sさん夫婦の婚姻中の関係やSさんの言葉を借りる等して具体的な説明をしていきました。

その結果、当初はSさんへの不満等も口にしていた夫ですが、最終的にはSさんへの謝罪の言葉とともに、総額200万円の慰謝料を支払うことと、協議離婚をすることに応じました。

なお、Sさんにおいても、夫の収入状況に鑑み、慰謝料の支払いについては分割での支払いに応じました。

引用:弁護士法人デイライト法律事務所

このように、裁判をしなくても慰謝料をもらうことができる場合もあるようですね。

浮気調査で証拠を掴めていないときの対処方法

浮気調査_証拠

浮気調査で証拠を掴めなかった場合も、諦めるのはまだ早いです。

なぜなら、方法を変えることで浮気の証拠を掴めることが十分にあるからです。

こちらでは、浮気調査で証拠を掴めなかった場合の対処法をご紹介します。

証拠になるものがないか、もう一度確認する

先程紹介したもの以外にも、実は浮気の証拠として認められる可能性があるものは沢山あります。

例えばSuicaやクレジットカードの利用履歴、浮気相手へのプレゼント品、カーナビの履歴やGPSの記録などが挙げられます。

一つ一つの証拠が弱くても、組み合わせ次第で認められることもあるため、些細なことでも調べておいて損はありません。

弁護士に相談する

自分1人で浮気調査を行い不貞行為の証拠を集められなかったり、相手方の名前や住所が分からなかった場合も、弁護士に相談することで証拠を集められる場合があります。

弁護士は「弁護士会照会制度」の利用によって、企業や公的機関に証拠の提出を求める権利を持っているからです。

素人では到底調べることが出来ない電話番号やメールアドレス、相手の氏名や住所、出入国の記録を調べたりすることができます。

時間や費用はかかるかもしれませんが、全く証拠がない場合は有効な手段と言えるでしょう。

どうしても証拠が見つからない場合は、相談してみることをおすすめします。

探偵会社・興信所に相談する

探偵会社や興信所の利用は、浮気調査で不貞行為の証拠を集める最も有効な手段です。

探偵はいくつもの浮気調査を経験してきた浮気調査のプロなので、有効な証拠を集められる可能性は非常に高いです。

また、探偵は「探偵業法」により尾行や張り込み、撮影を許されているため、素人では違法になってしまうような調査を合法的に行うことができる点も心強いです。

あなたが現在持っている証拠が不十分であったり、単身赴任でパートナーの情報が少ないような場合も、しっかり証拠を掴んでくれるでしょう。

浮気調査を探偵事務所に依頼しようと考えている方は、以下の記事も参考になるのでご覧ください。

浮気調査で証拠を掴む際の注意点

浮気調査_証拠

ここからは、浮気調査で証拠を掴む際の注意点をご紹介します。

証拠を集めることに夢中になりすぎてしまうと、思わぬ落とし穴があるので注意しましょう。

肉体関係があったことが分かる証拠を集める

何度もお伝えしていますが、不貞行為の証拠として認められるためには「肉体関係があったことが分かるもの」であることが非常に重要です。

肉体関係が分かる証拠を集めることは精神的負担が大きいと思いますが、未来の自分のためにもうひと踏ん張りしましょう。

可能な限りたくさんの証拠を集める

1つでは認められない証拠も、たくさんあることで認められる場合があります

浮気の証拠には裁判官の裁量次第で有効になる組み合わせなどもあるため、少しでも証拠になりそうなものはできるだけ多く集めておくことをおすすめします。

証拠を捏造しない

証拠が見つからない場合、どうにか証拠を手に入れたくて写真を加工したり、LINEやメールの文書を自分で作成したりすることは絶対に辞めましょう。

写真や文章の偽造は犯罪になり、訴えられてしまう危険性もあります。

違法な盗聴・盗撮をしない

浮気相手の家に侵入して盗聴器を仕掛けたり、尾行して盗撮したり、会社に浮気の事実を言いふらしたりするのは絶対に止めてください。

せっかく集めた証拠も裁判で無効になる可能性もありますし、それ以前に住居侵入罪やストーカー規制法、名誉棄損などの違法行為として訴えられる可能性が非常に高くなってしまいます。

まとめ│浮気(不貞行為)の証拠とは?

浮気(不貞行為)証拠まとめ
  • 肉体関係が認められる証拠が有効
  • 証拠が不十分でも慰謝料請求はで可能
  • 違法行為の可能性がある浮気調査に注意

不貞行為の証拠は、パートナーの浮気によって崩れてしまった生活を立て直すためには必ず必要です。

証拠がなくても慰謝料請求は可能ですが、再度証拠を探したり、弁護士や探偵会社、興信所に相談することも検討しましょう。

証拠集めの際は、肉体関係が分かるものを最優先に、些細な証拠でもたくさん集めておくことで有利になりやすいです。

この記事が少しでも、浮気調査での証拠を集めを検討している方の参考になれば幸いです。

浮気現場の目撃証言は証拠になるのか解説した記事もありますので、合わせてご覧ください。

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