セックスレスが原因の浮気・不倫は仕方ない？体験談や修復方法をご紹介
2023.11.8
好きな人と結婚したからといって、必ずしも円満な夫婦生活を築けるとは限りません。
夫婦になることで今まで見えてこなかった問題にぶつかる機会は多く、セックスレスもそのうちの一つです。
どんなに仲が良くても性交渉をしないという夫婦も存在しますが、実は双方がその状態に納得しているわけではないケースがほとんどなのです。
パートナーに愛情を抱いていたとしても、セックスレスが原因で他の異性に目移りしてしまうことも少なくありません。
今回はセックスレスの原因からセックスレスにまつわる浮気や不倫の体験談、関係を修復する方法を解説していきます。
また、合わせてセックスレスが原因での慰謝料請求なども解説していきます。
「セックスレスだけどパートナーの浮気を防ぎたい」と考えている方や「セックスレスが原因で夫が浮気しているけれど解決したい」という方はぜひ参考にしてください。
目次
セックスレスが起こる原因
共働きする家庭の増加に伴い、生活リズムの違いなどからセックスレスになる夫婦も年々増加傾向にあります。
もちろん加齢などの理由でパートナーとの性行為の頻度が減ってしまうというのは不自然なことではありません。
パートナーと連れ添う時間が長くなれば、いつかはぶつかる問題ではありますが、最近では結婚して早々にセックスレスになる夫婦も多いのです。
では、世の中の夫婦はどういったことが原因でセックスレスになってしまうのでしょうか。
ここからはセックスレスが起こる原因を以下の4つに分けて解説していきます。
- 愛情が冷めてしまった
- 生活リズムの違い
- 相手の性癖に抵抗がある
- 妊娠や出産による心境の変化
セックスレスの原因①愛情が冷めてしまった
結婚すると「結婚して家族になったことでパートナーを恋人として見れなくなってしまった」「長い結婚生活の間にパートナーに異性としての魅力を感じなくなった」などの理由で、以前よりもパートナーに対しての愛情が冷めてしまうことがよくあります。
愛情が減るとパートナーとの性交渉にも消極的になり、次第に性行為そのものに苦痛を感じてセックスレスになってしまうのです。
また、結婚生活を送るうちに性格や価値観の違いで喧嘩が絶えなくなり、不満が溜まって性交渉どころか些細なスキンシップですら嫌がるようになる夫婦もいます。
結婚生活が長くなることで起こりやすい現象ではありますが、新婚の早い段階でセックスレスになるケースもあります。
セックスレスの原因②生活リズムの違い
近年共働きの夫婦は増加傾向にあり、それに比例して日中の生活や勤務時間の違いがきっかけでセックスレスになる夫婦も増えています。
また、共働きではなく夫婦の一方が夜遅くに仕事をしている場合も、就寝時間などの違いから夜の営みをする時間をなかなか作れずセックスレスになりやすいです。
多忙による疲れやストレスが溜まるとパートナーとの性交渉にもわずらわしさを感じてしまうため、生活環境や職場環境が夫婦生活に影響を及ぼすと言ってもいいでしょう。
セックスレスの原因③相手の性癖に抵抗がある
夫婦それぞれの性的な嗜好や性癖が合致しないことで生じる「性的不調和」は、深刻なセックスレスの原因の一つです。
自分とパートナーの性に対する捉え方の違いにより、性交渉をしても違和感を覚え行為そのものを避けるようになってしまいます。
元々性行為自体がそれほど好きではない方や性欲が強くない方だと、性交渉を通してパートナーと息を合わせることを面倒だと感じてしまうかもしれません。
また、パートナーの変わった性癖や暴力的な行為に耐えられず、性行為そのものを受け入れられなくなってしまう方もいます。
最悪の場合、セックスレスに陥る前に夫婦生活が崩壊してしまう可能性もあります。
セックスレスの原因④妊娠や出産による心境の変化
妊娠や出産というタイミングで、セックスレスになる夫婦は少なくありません。
赤ちゃんや妻への負担を考慮して出産前後から性交渉を控えるようになり、そのまま回数がゆるやかに減少してしまいます。
また「出産の様子を見て性的な魅力を感じられなくなった」という場合もあり、子育てするフェーズに移行することで心理的にもセックスレスになりやすいようです。
セックスレスが原因で浮気・不倫になったらどうすればいい？
もちろん浮気・不倫は悪いことですが、セックスレスは夫婦のどちらか一方だけの問題ではありません。
性交渉をすることは夫婦の最たる愛情表現とも言えるため、それを拒絶するほうにも非がないとは言い切れないからです。
もしパートナーがセックスレスを原因に浮気をしたとしても、深く反省していてかつ夫婦生活を続けていきたいという意志が感じられるようであれば夫婦関係の修復に努めましょう。
ここからはセックスレスが原因で浮気・不倫された後、夫婦関係を修復する方法について以下の5つを説明していきます。
- 自分の気持ちを整理する
- 浮気の証拠を確実に掴む
- 浮気相手と別れるように約束させる
- 日常的なスキンシップを増やす
- 言葉でしっかりと愛情表現をする
1.自分の気持ちを整理する
まずはこれから自分がどうしていきたいか、気持ちをしっかりと整理しましょう。
浮気をされたという事実だけを受け止め感情に流されてしまうと、思わぬ行動を取って後悔してしまうかもしれません。
セックスレスが浮気の原因であるならば、セックスレスになった根本的な原因や解決方法を考えなければなりません。
また、その後も夫婦生活を続けていくためにはパートナーとの性行為は避けられない問題です。
浮気を許したとしても、「他の異性と関係を持ったパートナーと性行為ができるのか」「セックスレスを解消して夫婦関係を維持するための努力ができるのか」を冷静に考える必要があります。
2.浮気の証拠を確実に掴む
もしパートナーと離婚せずに夫婦関係を修復するという道を選んだとしても、何の追及もせずに放置するのは避けましょう。
浮気を見て見ぬふりをするのと本質的に変わらなくなってしまいます。
パートナーを許しただけの状態だと懲りずに何度も浮気されるおそれがあるので、必ず浮気の証拠をしっかり掴むようにしましょう。
以下の記事では、パートナーの浮気を見破り、浮気の証拠を手に入れる方法について詳しく解説しているので、こちらもあわせてご覧ください！
3.浮気相手と別れるように約束させる
浮気が繰り返されるのを防ぐためには、確実に浮気相手と別れさせることが大切です。
口約束では確実性がなく、パートナーが「浮気相手と別れた」と嘘をついて関係を続けていることも少なくありません。
また、浮気相手に何の制裁も加えないと、パートナーが反省していたとしても関係を続けようと迫ってくる可能性も否定できません。
慰謝料を請求すれば、パートナーと浮気相手のどちらにも「浮気は悪いことである」という事実を突き付けられるのでおすすめです。
浮気をした両者に合法的に負担をかけられる上に、金銭を受け取ってある程度気持ちの区切りを付けられます。
あるいは「今後は一切浮気相手と接触しない」といった内容を含んだ誓約書などの公正証書を残すのも有効です。
\相談・見積り24時間無料！/原一探偵事務所の公式サイトはこちら
4.日常的なスキンシップを増やす
パートナーや浮気相手に制裁を加えるのも必須ではありますが、根本的な原因を解決しないことには夫婦関係を修復するのは難しいでしょう。
最も大切なことは浮気の原因であるセックスレスを解消することです。
しかし、セックスレスの夫婦は性行為だけでなくパートナーに対しても拒否感を抱いていることが多く、日常的な軽いスキンシップも減っていることがよくあります。
人によっては、急にセックスレスを解消するのはハードルが高いかもしれません。
また、浮気をしたパートナーも性行為を拒絶されたことで恐怖感や不信感を抱いている可能性があるため、まずは性行為をする前に日々の生活でのスキンシップを増やしていきましょう。
出かけたときに手を繋いだりボディータッチを増やすことで、パートナーが心を開いて再び異性として意識してくれるかもしれません。
5.言葉でしっかりと愛情表現をする
日常的に態度で愛情を示していると思っていても、相手には上手く伝わっていないことがよくあります。
特にセックスレスの夫婦は日常的なスキンシップだけでなくコミュニケーションの機会も減っているため、夫婦生活を修復するには態度ではなく言葉でもしっかり愛情表現をする必要があります。
さらに、もし性行為を拒否するときにパートナーに対して冷たい態度を取ったりつらく当たってしまったのであれば、より慎重にコミュニケーションを取っていかなければなりません。
わざとらしい愛情表現の言葉を投げかけるのではなく、日常のささいなことに感謝をしたり声をかけて助け合ったりしましょう。
相手の話をしっかり聞くことが大切
また、パートナーの話をよく聞き、気持ちを理解しましょう。
配偶者に性行為を拒絶され受け入れてもらえないことは、想像以上に精神的に耐えがたいことであり、パートナーの立場になって考えれば、これからは優しく接しようと思えるはずです。
もしかしたら良好な夫婦生活を築けていると考えているのは一方だけで、パートナーは冷めた夫婦生活だと思っているかもしれませんよ。
セックスレスになったら？浮気を予防する方法
離婚の原因にもなりうるセックスレスですが、そのような関係性の中で浮気を防止するにはどういった方法があるのでしょうか。
夫婦間の性交渉がなかったとしても良好な関係を築けることも多く、セックスレスから浮気や不倫に発展させないための手段をご紹介します。
セックスレスの状況と向き合う
セックスレスになってしまった夫婦でまず取り組むべきなのは、お互いの気持ちを確認しておくことです。
そもそもどうしてセックスレスになったのか、その背景にある理由を時間をかけてもいいので知るようにしましょう。
セックスレスから浮気や不倫に発展するのは相手に性交渉を一方的に拒まれてしまったケースが多く、お互いに納得できる理由が分かっていれば不貞行為には発展しにくいのです。
些細なすれ違いや日常の不満からセックスレスが始まっていることも多いため、夫婦生活を長い目で見て安定させたいのであれば性交渉について話し合う時間を持つのがおすすめとなっています。
夫婦間のルールを決める
セックスレスの理由が理解できた上で、パートナーが風俗を利用することに同意している夫婦も実在します。
風俗は金銭を払って性的なサービスを受けるものであり、愛がなければ浮気ではないと考えることも可能です。
特に過去のトラウマや性的嗜好の違いなどで夫婦での性交渉が難しい場合、特に夫の方が性欲を発散させるために風俗店を利用を視野に入れてもいいかも知れません。
仮に風俗店の利用を容認するのであれば、利用頻度や利用時の連絡など夫婦間で必ずルールを決めておくのも重要です。
法的な書類を作成する
金銭や性生活など夫婦生活に直結するような取り決めに関することは、契約書を作成することができます。
現在では婚前に結婚後の夫婦生活について言及する「婚前契約書」を作成することもあり、マイナーな選択肢ではないのです。
あくまで例ですがあらかじめ「セックスを無理強いしない」というような内容で契約しておけば、セックスレスになった後のトラブルを避けることができます。
逆に夫婦以外の第三者との性行為を許容する「オープンマリッジ契約」などもあるため、2人の状況に合わせた柔軟な選択肢を考えるようにしましょう。
セックスレスによる浮気・不倫は仕方ないの？みんなの意見
世の中の人はセックスレスが原因の浮気や不倫をどう捉えているのでしょうか。
いくつかの意見を「セックスレスが原因でも浮気・不倫は悪いことだ」と「セックスレスなら浮気しても仕方ない」という2種類に分けてご紹介していきます。
「セックスレスと浮気」の関係を考えるうえで参考になれば幸いです。
1.「セックスレスでも浮気・不倫は悪いことだ」という意見
どんな理由であれ浮気は浮気。
人として最低の裏切り行為です。
自分はあーでこーで可哀想だから浮気しても許されるでしょ？なんていうのはあなたの傲慢です。
出典：Yahoo!知恵袋
セックスレス問題と、不倫浮気は別問題だと思います。
出典：Yahoo!知恵袋
奥さんに全く責任がないとは言いませんが、そこで浮気や風俗通いをする旦那も旦那だと思います。
出典：Yahoo!知恵袋
やはりどのような事情でセックスレスに至ったとしても、浮気や不倫をするほうに絶対的な非があると考えも一定数あるようです。
また、他に原因があるのではないかと考える方や夫婦間のコミュニケーション不足、意思疎通がちゃんとできていないという点を指摘する方もいました。
2.「セックスレスなら浮気しても仕方ない」という意見
レスで相手にしてくれないから、他の人をみつけて隠れて関係を続ける事も有り得ます。
話し合って解決ができないのなら尚更です。
っていうか話し合って解決できる事なのかなと思います。
拒否している側は大した事では無いと感じていても、拒否されている相手側とすれば、大問題なのかもしれませんし。
出典：Yahoo!知恵袋
浮気…いいと思います。お互い既婚者で、かなりドライに割り切って付き合ってる人も 随分います。
とても仲は良く、子供をあずけて二人でデートに行ったりもする…その仲の良さは夫婦の仲ではないとは思いますが、性の不一致以外に 貴女が不満や不安がないのなら問題ないと思いますよ。
出典：Yahoo!知恵袋
法的にも健全な体で一方的に拒否し続ける事は離婚理由として認められているし、私個人的にも断り続けるという事は行為自体をそれほど重要視していないのだから、他でされたからって文句は言えないのではないかと思います。
出典：Yahoo!知恵袋
浮気や不倫は容認できる問題ではありませんが、相談者のつらい胸の内や事情を考慮し「夫婦間での話し合いが成立しなかったときの最終手段」として浮気されても仕方ないと考える方がそれなりにいるようです。
夫婦間で話し合いをしてもセックスレスが解消できない場合は、夫婦で割り切るために他の異性との性交渉を提案するのも一つの方法なのかもしれません。
ただし、夫婦間では浮気をすることを許可していたとしても、浮気相手が事情を知らないとトラブルに発展しやすいです。
訴えられるリスクもあるため、セックスレスを理由にした浮気は全くおすすめできません。
セックスレスが原因で浮気・不倫した旦那と妻の体験談
セックスレスになる原因は様々ですが、結婚歴や年齢を問わず深刻な問題として捉えている夫婦は多いです。
ここではセックスレスが原因で浮気や不倫に走ってしまった方や他の人に気持ちが移りそうな方の体験談を3つご紹介します。
ご自身が今置かれている状況とぜひ照らし合わせてみてください。
- セックスレスが原因で夫婦関係が破綻
- 性交渉に義務感を抱いて苦痛に
- 夫婦仲が良くてもセックスレスが不満
1.セックスレスが原因で夫婦関係が破綻
妻が不倫をしています。原因は私とのセックスレスの夫婦関係にうんざりしたからと。
相手の男の事は良く判りませんが、真剣に付き合っているようです。
その事は妻から説明されましたが、一旦このような状態になった夫婦は、一般的にわかれることが多いのでしょうか？
私は今も妻を愛していますし、妻が戻ってくる事を望んでいますので、妻の気持ちが家族に向くまで待ちたいと思っています。このような状態の方はおられますか？
妻も子供の将来は気にしているようです。
出典：Yahoo!知恵袋
セックスレスの状態が続いたことで、愛想をつかした妻に不倫されたという体験談です。
夫のほうは子供の将来も考えて夫婦関係の修復を望まれているようですが、文面からどことなく優柔不断な感じが見受けられます。
また、セックスレスという根本的な不倫の原因を解決しようという考えではないようです。
妻の気持ちは完全に浮気相手のほうに向いているようなので、円満な夫婦生活を取り戻すことは難しいと考えられますが、このケースだと子供のことを考慮して離婚には至らない可能性があります。
2.性交渉に義務感を抱いて苦痛に
子供を授かってから3年ほどレスです。
産後一年程は子育てに一生懸命で旦那のことには全く興味が湧かず、レスであることも気になりませんでした。
今でも旦那とセックスしたいという気持ちはそこまで強くは無いですが、それとは関係なくムラムラする時があります。
他な人とできるならしたいけど、浮気はだめだからと思って3年ぶりに誘ってみたら拒否されました。他の人としたいと思ってはいたものの結構ショックでした。
なのに2人目は欲しいみたいで、○月生まれにしたいから○月から妊活始めよう、みたいなことは言ってきます。正直すごく不快です。
なぜ私の気持ちを尊重してくれない人の子供を、痛い思いをして産まなきゃならないんだろうとすら思ってしまいます。
子供を産むためだけにセックスして、産んだら夫から拒否されて、そのまま誰ともできないまま死んでいくんだと思うと、拒否するなら浮気を許して欲しいと思ってしまいます。
でも現実はどんな理由があろうが浮気した方が悪いですよね？
浮気を容認し合ってるご夫婦っていらっしゃいますか？
また、こういう提案を旦那にしてもいいと思いますか？
出典：Yahoo!知恵袋
子育てが落ち着いた後もセックスレスが続いたが、子作りのための性交渉もつらいという方の体験談です。
妊娠や出産を機にセックスレスになってしまう夫婦は少なくありませんが、育児が一区切りすればセックスレスが解消されることがほとんどです。
しかし、中にはこのケースのようにセックスレスが長期化してしまう場合もあります。
妻のほうは産後に性交渉を断られたショックを引きずっており、夫婦のスキンシップではなく子作りを優先して性交渉をすることに苦痛を感じているようです。
夫婦間で性交渉に対する解釈が一致しないと、一方が積極的であってもセックスレスの問題は上手く解消されません。
夫婦でしっかりと話し合う時間を設けてスキンシップを取れば、浮気をせずとも妻の不満は解消されるでしょう。
3.夫婦仲が良くてもセックスレスが不満
旦那さん側のセックスレスの場合、奥さんが浮気しても旦那さんは仕方ないと思って許せますか？
奥さんに関心がないのではなく、普段は仲良しのご夫婦だとします。
私が今まさにそういう状況です。
夫は30代、私は20代で、新婚でセックスレスです。
そういう関係になりそうな男性がおり、正直ゆらいでいます。
夫とは普段は仲良しで、とても優しく尽くしてくれます。
ただ、セックスがないだけです。
ですがそれがとても辛く、女性として見てくれる他の男性に心がゆらいでしまうのです。
出典：Yahoo!知恵袋
例え夫婦仲が良くても、お互いに夫婦生活が順調だとは思っていないかもしれません。
このケースのように、新婚でも性に対する価値観の違いでセックスレスになることはよくあります。
特にこの場合は妻が若く夫と年の差があるため、夫が性交渉に積極的でないと尚更「異性として魅力的だと思われていない」と不安になってしまうでしょう。
パートナーがどれだけ愛情を持ち優しく接してくれたとしても、性交渉がないことですべてを否定された気持ちになってしまうのです。
セックスレスの浮気で慰謝料請求はできる？
どのような事情があったとしても、パートナーの浮気は許しがたく到底許せるものではないと考える方もいるでしょう。
セックスレスが原因となると、夫婦関係を修復するためには性行為での夫婦生活の再開が必要となってきます。
しかし、セックスレスになっている時点でパートナーにある程度の拒否感を持っているにも関わらず、他の異性と関係を持ったなら尚更強い不信感を抱いてしまうはずです。
浮気される前以上にパートナーとの性行為を受け入れられなくなる方も多いでしょう。
ここからはセックスレスを理由に慰謝料請求ができるのかどうか、大きく以下の3つに分けて解説します。
- 慰謝料請求ができるケース
- 慰謝料請求が難しいケース
- 浮気相手に対する慰謝料請求
1.慰謝料請求ができるケース
どのような理由があったとしても、浮気や不倫は決して正当化できるものではありません。
そのため、セックスレスでも浮気をされた側は慰謝料を請求できる可能性が高いです。
また、離婚と慰謝料請求は同時に行わなければならないという決まりはないので、離婚せずに慰謝料を請求するのも可能です。
特にセックスレスに至った原因がパートナーの一方的な性行為の拒絶にあった場合は、明らかに浮気をしたパートナーに非があると見なされ請求が通りやすくなるでしょう。
ただし、セックスレスに至った責任がどちらにもあると判断された場合は、慰謝料が減額されるかもしくは請求自体が通らない可能性もあります。
探偵や弁護士への調査依頼がおすすめ
より明確な浮気の証拠が多いほど、セックスレスであるという事情よりも不貞行為をした事実が重要視されるため慰謝料請求において有利になります。
必要になるのは、裁判所つまり第三者が見ても明らかな浮気・不倫の証拠です。
パートナーと浮気相手が肉体関係を持った（＝不貞行為をした）と判断できるものが有効であり、LINEなどのメッセージアプリのやり取りやSNSのスクリーンショットは証拠として不十分なので利用できません。
個人で有効な証拠を複数掴むのはなかなか難しいので、慰謝料請求の際には探偵や弁護士に調査を依頼することをおすすめします。
有効な証拠となるものについては、こちらの記事で解説しているので併せてご確認ください。
2.慰謝料請求が難しいケース
パートナーに非がないにも関わらず一方的に性交渉を拒否し続けて夫婦生活が破綻した場合は、逆にパートナーから訴えられてしまうかもしれません。
実際に「新婚早々のセックスレスが原因で夫が精神的な苦痛を感じ、一方的に性交渉を拒否し続けていた妻が慰謝料を支払った」という事例が存在します。
もし一方的に性交渉を拒否したことに「性的なDV（避妊の拒否や暴力的な性行為）からの回避」など正当性が認められる可能性がある場合は、病院に通って診断書などの証拠を残しておきましょう。
3.浮気相手に対する慰謝料請求
セックスレスが浮気の原因であったとしても、不貞行為は許されざることであり浮気の証拠を押さえることができれば浮気相手への慰謝料請求は可能です。
浮気相手が「パートナーが既婚者であること」を知らない場合は慰謝料請求が難しいこともあります。
しかし、「既婚者であることを知らずに関係を持った」という証明自体が難しいため、そういったケースは非常に稀です。
浮気相手の素性を特定できて尚且つ明確な浮気の証拠を掴めれば、浮気相手に対する慰謝料請求は簡単だと言っていいでしょう。
もし浮気相手が慰謝料を払わずに困った場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
\相談・見積り24時間無料！/原一探偵事務所の公式サイトはこちら
セックスレスの浮気で離婚はできる？
ここからはセックスレスを理由に離婚が成立するかどうかを解説していきます。
まず離婚にはいくつか段階があり、お互いに話し合いでまとまれば協議離婚が成立します。
協議離婚の場合は、どのような理由であってもお互いが納得すれば離婚が成立するため、例えばセックスレスで性行為を拒否している側でも離婚請求が可能です。
特に夫婦に身体的な障害や精神的な障害がないにも関わらずセックスレスになっている場合は、性交渉がないことよりも夫婦生活自体に不満を持っていることが多いです。
愛情が薄れ夫婦関係が破綻しており、夫婦関係を続けようという意思が見受けられない状態であれば、話し合いの時点で離婚に合意することは難しくないでしょう。
セックスレスでは離婚が成立しない場合もある
ただし、協議離婚に至らない場合はセックスレスによる離婚請求が難しい場合もあります。
司法の場では「夫婦生活を円満にするために性交渉は欠かせないもの」と定義されますが、調停離婚や離婚裁判では性交渉の有無だけが離婚の原因として判断されるわけではありません。
セックスレスになる原因は夫婦によって様々であり、例えば「持病があり性交渉が困難であるケース」や「セックスレスであってもお互いに性交渉がないことに同意しているケース」、「単身赴任や別居等で配偶者が同居しておらず性交渉が難しいケース」では直接的な離婚原因として認められない可能性があります。
民法で定められている離婚原因にセックスレスが該当すれば離婚が成立しますが、その中でも民法第770条1項5号の「その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」になりうるかどうかが重要なポイントとなります(参考：e-Gov法令検索)。
「夫婦双方ではなく一方的に性交渉を拒否されたケース」や「妊娠を望んでいるにも関わらず性交渉をさせてくれないケース」がこれに該当するため、セックスレスが夫婦関係の継続を困難にさせた原因として認められれば離婚が可能です。
セックスレスが原因の浮気による離婚を検討している方は以下の記事も参考にしてください。
\相談・見積り24時間無料！/原一探偵事務所の公式サイトはこちら
セックスレスの浮気を調べるなら探偵がおすすめ
夫婦関係にかなり大きな影響を与えるセックスレスですが、そこからパートナーが浮気している可能性があるのであれば探偵に浮気調査を依頼するのがおすすめです。
法的な証拠を押さえられるかどうかで慰謝料の額も大きく変わるため、関係をはっきりさせるのはもちろん今後のことを考える上でも前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
自分で行う浮気調査には大きなリスクが
尾行をはじめスマホの中身を見るなど自分で浮気の実態を探る方法はいくつもありますが、それらにはかなり大きな法的リスクがあります。
例えばスマホのチェックはプライバシー侵害、備考はストーカー行為などに認定され最悪こちらが訴えられてしまう可能性があるのです。
そうならないためにもおすすめなのが探偵による浮気調査で、公安委員会に届出を提出しているため完全合法でなお且つ証拠の質も期待できます。
探偵に浮気調査を依頼するメリットはこちらの記事でご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
浮気調査なら原一探偵事務所がおすすめ
数ある浮気調査が可能な探偵事務所の中でも当サイトがおすすめしているのが、業界の中でも最長の歴史を持つ「原一探偵事務所」です。
45年以上の歴史で培った調査ノウハウによって高い精度の浮気調査を行なっており、全国に支店を構える業界最大手の探偵事務所となっています。
- ベテラン調査員が多数在籍
- 全国規模のネットワーク
- アフターサポートも充実
原一探偵事務所では提携した弁護士やカウンセラーの紹介も行なっており、他にも裁判などにも備えられるアフターサポートも充実しています。
総合的な満足度が非常に高い探偵事務所となっておりますので、気になった方はこちらから無料の相談などに参加してみることをおすすめします。
\相談・見積り24時間無料！/原一探偵事務所の公式サイトはこちら
セックスレスが原因の浮気・不倫は仕方ない？｜まとめ
もしセックスレスになっていたとしても、パートナーに対しての愛情があるなら「浮気を許せない」「どうにかして未然に防ぎたい」という気持ちはわかります。
しかし、セックスレスになった原因はパートナーだけにあるのでしょうか。
自分に至らない点はなかったか、パートナーに愛情をしっかりと伝えられていたのか、改めて考え直す良い機会かもしれません。
一旦落ち着いて視野を広げることで、セックスレスを解消するためのヒント・手がかりが見えてくることもあるでしょう。
性への価値観の違いから夫婦生活が破綻してしまう夫婦は多いですが、もちろん性交渉がなくとも双方がそれを受け入れ円満に生活を築いている夫婦もいます。
まずはお互いに歩み寄り、思っていることを伝えて話し合いましょう。
またどうしてもパートナーが浮気している可能性がある場合は、プロである探偵に浮気調査を依頼するのがおすすめです。
人気記事ランキング