慰謝料請求はまだ間に合う?浮気の時効について簡単解説!体験談あり
2023.10.10
浮気・不倫には、時効が存在することをご存知ですか?
浮気されて慰謝料を請求したいけど「何から始めたらいいかわからない」「何となく知っているけど法律とか難しい」と行動を起こせていない方へ、体験談など交えて今後の立ち回りを分かりやすく解説していきます。
手遅れになる前に何とか行動すれば、まだ十分に慰謝料を請求できるかもしれません。
目次
浮気・不倫の時効とは?実は2種類あるんです
日本で浮気・不倫は、法律で罰せられる罪として知られていますが、慰謝料を請求するのに「時効」が存在し、更には1種類ではない事をご存知でしょうか?
まず時効には2種類「時効」と「除斥期間」があり、慰謝料を請求する際に覚えていないと慰謝料の請求ができなくなってしまうこともあります。
こちらでは、時効・除斥期間2種類の説明を分かりやすく解説していきます。
時効とは
時効とは、「ある権利が確定する期間」と「ある権利が存在する期間」のことを指します。
浮気は、刑事ではなく民事の不法行為に該当し、相手に対して慰謝料を請求できる権利の期間が切れる事が時効です。
浮気・不倫の時効は3年で除斥期間が20年となっており、浮気が発覚してから3年経っても慰謝料を請求しなければ、そもそも請求する権利を失います。
例えば、「浮気しているのは確かだけど、証拠がつかめない」この場合だと慰謝料の請求は難しく、3年経過し時効になってしまう恐れがあります。
除斥期間とは
除斥期間とは、「ある権利の行使期間」わかりやすく言い換えると「食物の消費期限」で、ある権利を除斥期間で使わずに過ぎてしまうと権利を行使できなくなります。
また、除斥期間は権利ごとに期間の長さに差があり浮気・不倫の場合だと除斥期間は20年間と設定されています。
例えば、パートナーの過去の浮気の事実を30年後にあなたが知っても除斥期間を徒過しているため慰謝料の請求はできません。
パートナーの浮気に気付いたら、慰謝料を請求する為に浮気相手まで特定し、不貞行為を行った証明が必要です。
まだ間に合う!浮気・不倫の時効の延長方法
時効や除斥期間について説明しましたが、実は時効は延長できることをご存知でしょうか?
「そんなこと可能なの?」と不思議に思う方も多いと思いますが、時効を先延ばしにすることは簡単にできます。
時効の先延ばしは、「時効の中断」と呼ばれています。
時効の中断とは簡単に、時効をストップできるというものでそれまで消費していた時効はリセットされる仕組みのことを指します。
例えば浮気発覚から2年10ヶ月経っていても時効の中断をすれば、また時効期間3年が始まるという決まり事を以下より数種類説明していきます。
※ただし、除斥期間は中断ができません※
内容証明の送付をする
内容証明とは、正しくは「内容証明郵便」といい、未払金の催促などで多く使われていますが、郵便局に行けば個人でも簡単に送ることができます。
なんと、パートナーに内容証明を送り付けることで、時効を6ヶ月も伸ばすことができるのですが、1度きりしか伸ばせないので注意が必要です。
裁判の下準備として時間が足りない方は、一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
裁判を起こす
裁判上の請求とは簡単に裁判を起こすことを言い、裁判上の請求を行うと時効が一時中断し進行していた時効がまた一からとなります。
次に時効が進行開始するのは、裁判の判決が決まってからであり確定判決が出ると3年だった時効が10年になり、慰謝料を請求できる期間が長くなります。
(仮)差押え・仮処分する
差押えとは、相手が約束通りに慰謝料等を払わなかった場合に、裁判所が相手の資産を強制的に金銭に変換して払わせる手続きです。
次に仮処分とは、相手に対し土地を売却したりしないよう強制する現状維持の命令や、現在の判決を待つ間の仮の地位を裁判所が与える事を指します。
例えば裁判で負けそうになったパートナーが、自分の財産を隠させないように差押え・仮処分することが出来る上に、時効も中断されます。
慰謝料は時効が経過しても受け取れるケースも
浮気によって発生した慰謝料は、時効が完全に受け取れないわけではないのです。
時効が過ぎている状態で慰謝料が払われるケースも多く、そのほとんどは元のパートナーに申し訳ないという謝罪の気持ちから払われます。
また時効を過ぎた慰謝料を受け取ることも違法ではないため、相手が自発的に払う分には全く問題ないのです。
慰謝料を請求する為に必要な条件
慰謝料を請求する際、一般的な浮気による慰謝料の相場は、30〜300万円です。
これから慰謝料の請求を準備される方は以下のポイントを抑えておく必要があり、準備を怠らないことがより多くの慰謝料を請求する為に必要となってきます。
慰謝料が決まる条件を紹介
- 不貞行為の有無
- 婚姻関係の有無
- 浮気を自発的に行っているか否か
- 浮気相手が故意であったか否か
4つの条件のなかで、不貞行為の有無を示す証拠があることが重要であり、相手が事実を否定しても、不貞行為の証明が成せれば慰謝料請求が認められる可能性は高くなります。
※一般的に不貞行為の証明をするには、ラブホテルに出入りしている瞬間をビデオか写真の映像が有効とされています。
次に、浮気が発覚するまで問題なく婚姻関係を継続していること・婚姻関係が途切れておらず、浮気相手に浮気の自覚があることも慰謝料の請求に大きく関係してきます。
浮気相手が共通の友人の場合、浮気相手が婚約関係を認知していたと判断されます。
SNSに不貞行為を連想させるやり取りがあったとしても、これは証明にはなりません。
不貞行為の証拠となるものに関しては、以下の記事に詳細が載っているため併せてご覧ください。
探偵事務所に相談しよう!
浮気の証拠を手に入れるのに確実性が高いのが、探偵事務所へ依頼することです。
浮気が判明した際、決定的な証拠を手にする事は慰謝料を請求する裁判で優位に立てることに加え、離婚の手続やお子様の養育費などの請求が効率的になります。
個人で証拠を掴むのは難しい反面、高い確率で証拠を掴める探偵事務所に依頼する際のメリット・デメリットをご紹介します。
- 高い確率で質の良い情報を得れる
- 自分の時間を使わずに済む
- 相手にばれにくい
- 合法な捜査で安心
- 裁判で有効な証拠を得れる
- 費用が高額
- 費用がいくらかかるか分からない
- 探偵が悪質な場合もある
- 証拠が出ないこともある
- 現実を目の当たりにしてダメージ
メリット・デメリットで考えても質の良い情報を得れるのはやはり大きい反面、安価な探偵事務所だと悪質である可能性があるので実績のある探偵事務所に依頼をするのが良いでしょう。
無料相談も受け付けているので、一度電話してみることをお勧めします。
以下の記事では、不倫・浮気の調査をしている探偵事務所について紹介しているので、気になる記事があれば是非チェックしてみてください。
- まずはコレをチェック!全国対応の探偵事務所・興信所25選!
- 浮気調査を依頼する探偵の選び方を解説!安心して相談できる探偵とは?
- 探偵の浮気調査の成功率って高いけど信用できるの?
- 浮気調査にはどれくらいの期間かかる?調査の平均日数もご紹介
浮気調査なら原一探偵事務所がおすすめ
浮気調査の質に定評のある探偵事務所をお探しなのであれば、「原一探偵事務所」がおすすめです。
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原一探偵事務所は提携した弁護士やカウンセラーの紹介といったアフターフォローもかなり手厚いため、安心して浮気調査を依頼することができます。
調査の失敗をあまり心配せずに依頼できる探偵事務所なら、原一探偵事務所の利用をご検討ください。
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探偵さがしのタントくんは便利
探偵さがしのタントくんは、依頼者とその状況にぴったりな探偵事務所を繋げるマッチングサービスです。
浮気調査に特化した探偵事務所を無料で紹介してもらえるため、探偵事務所探しに自信がない方におすすめとなっています。
- 厳選した探偵事務所のみを掲載
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探偵さがしのタントくんでは相談や見積りが完全に無料になっているため、利用を検討している方は気軽に連絡してみてはいかがでしょうか。
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慰謝料を請求できた体験談
最後に、慰謝料を請求できた体験談をパターン別で何件かご紹介していきますので、慰謝料の最終的な金額とそれぞれの状況に注目して読んでみてください。
慰謝料の最終的な金額は、先ほどお伝えした「慰謝料を請求するために必要な条件」の内容と照らし合わせると理解し易いかと思います。
相手が浮気だと認めないケース
デイサービス施設長の夫が、当時同じ施設で働いていた女性と不倫関係にあったことについて、口裏合わせをするなどして否定した事例です。 この事例では、妻の要望で、不貞行為を謝罪する誓約書作成に応じたものの、結局その後も不倫関係を続けたうえ、訴えられた際の対策として「知り合い以上の関係にはない」と事前に口裏合わせをしていました。 裁判では、提訴前後の夫の態度が不誠実であること・不貞行為により生じた被害者の精神的苦痛などが考慮され、不倫女性に対する200万円の慰謝料請求が認められています。
浮気を繰り返して反省の意志が見られない場合、裁判所が被害者の心身を案じ慰謝料が高額に設定されることがあります。
今回の体験談では被害者の精神的苦痛が長期間続いたという事実と、浮気をしていた当の本人に改善しようという意志が感じられなかったのがポイントです。
配偶者が複数人いるケース
2人の子供(当時2歳・5歳)を抱える夫婦の夫が、当時同じ会社で働いていた女性と不貞行為に及んだという事例です。 この事例では、不貞行為が疑われるようになってから妻の精神状態が不安定になり、夫婦は別居状態で、離婚を前提に話し合いを進めていました。 裁判では、幼い子供が2人いること・婚姻期間が4年間であることなどの事情が考慮され、不倫女性に対する200万円の慰謝料請求が認められています。
家庭に幼い子供がいる場合、浮気による精神ダメージは大きいと判断され、育児の身体的ストレスも考慮された多くの慰謝料が請求されるようです。
相手の浮気の原因が自分にもあるケース
夫婦関係がうまくいっていない夫が、同僚女性と不貞行為に及んだという事例です。 この事例では、不倫関係が開始する前から妻が性交渉を拒否していたり、無断で実家に帰ったりしていたほか、夫の生活態度に対する抗議の意味を込めて離婚届を提出したりするなどの行動もありました。 裁判では、不貞行為によって夫婦関係が破綻した事実は認められるものの、そもそも不倫関係が開始する前から夫婦間の協力意思が薄く、夫婦のあり方自体にも問題があったとして、不倫女性に対する慰謝料として30万円が相当と判断されました。
浮気の原因として問題視されている代表的な「セックスレス」のケースです。
これは夫婦で一緒に解決すべき問題であると判断され、慰謝料が低額になる場合が多いようです。
まとめ|慰謝料請求の時効について簡単解説!
- 浮気・不倫には時効と除斥期間がある
- 時効の中断で時効をリセットできる
- 慰謝料請求は時間との勝負
- 探偵事務所を頼ってみる
- 慰謝料請求は条件が複雑
時効は3年、除斥期間は20年でした。
「気付いたら3年経ってた…」とならないよう行動に移すことをお勧めしますが、もし間に合わない場合は、時効の中断を選択しましょう。
時効を引き延ばす事は、そこまで難しくなく、時効の中断で時間ができたら裁判の準備が十分にできます。
最後になりますが、「証拠」が不十分な場合は、探偵事務所に頼るか時間が許せば自身でもう少し情報収集をしてから動きましょう。
過去の浮気の証拠を掴むための調査に関する記事や他の慰謝料に関する記事もありますので、あわせてご覧ください。