浮気と不倫の違いとは?慰謝料請求のしやすさや金額について解説!
2022.9.22

浮気や不倫というのは、パートナー以外の異性に惹かれたり、肉体関係をもったりする行為ですが、浮気と不倫の違いって何だろうと疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では浮気と不倫の違いや、浮気と不倫では慰謝料請求のしやすさは違うのか、また慰謝料の金額に違いはあるのかを詳しく解説しています。
さらに、パートナーの浮気や不倫が発覚した場合に取るべき行動も具体的にお伝えしていますので、是非参考にしてみてください。
目次
浮気と不倫の明確な違い5つを解説

浮気と不倫の違いは何なのかをよく分からない方も多いのではないでしょうか。
なんとなく「不倫は暗くて重い」「浮気は気軽な感じ」というイメージがあるかもしれませんが、実際どのような違いがあるのか以下の5つを解説します。
- 結婚してるかどうか
- 肉体関係があるかどうか
- 継続した関係かどうか
- パートナーとの間に与える影響
- 相手との時間の使い方
1.結婚しているかどうか
浮気か不倫かの大きな違いは独身か既婚かということです。
一般的に結婚している者が配偶者以外の者と肉体関係をもつことを不倫と言い、独身同士のカップルのどちらかが他の異性に好意を持ったり肉体関係をもつことを浮気といいます。
しかし、浮気相手が既婚の場合は不倫になります。つまり、独身同士なら浮気、どちらかが既婚なら不倫ということになります。
微妙なラインの浮気・不倫について解説した記事もありますので、あわせてご覧ください。
- 同棲中の彼氏が浮気する原因とは?対処法や慰謝料についても解説
- 新婚なのに不倫・浮気をする理由とは?予防法や対処法を解説
- 婚約中の浮気で慰謝料は請求できるのか?条件や請求方法を解説
- 結婚前の浮気でも慰謝料は請求できるのか?相場や体験談をご紹介
2.肉体関係があるかどうか
既婚者の場合は肉体関係を他の異性ともてば、それは貞操義務に違反していることとなり不倫となります。
逆に既婚でもデートや食事だけ、キスやハグだけの関係なら不倫に該当せず、あくまで肉体関係があるかどうかで判断します。
ちなみに独身同士のカップルの場合で、どちらかが他の異性と肉体関係をもっていても、その相手も独身なら不倫ではなく浮気ということになります。
3.継続した関係であるか
既婚者が数か月間の間、不貞行為を行っていたとしても、肉体関係をもつ相手が一夜限りなど毎回相手が違う場合や、1〜2回だけ、不定期な場合などは深い関係にならないため、浮気と捉えられることもあります。
反対に長い月日、同じ相手と関係が続いている場合は不倫と判断されることが多いです。
4.パートナーとの間に与える影響の違い
浮気の場合は、性的欲求を満たしたい、一時的な気の迷いなどの場合が多く、心の繋がりや愛情はほとんどないので、放っておいてもパートナーの元へ帰って帰ってくる場合が多いでしょうし、今後の付き合い方に条件をつけるなど、話し合いで解決できる場合が多いです。
しかし既婚の場合は不貞行為を行うことによって、慰謝料を請求されたり、別居や離婚に発展する可能性がありますので、不倫はパートナーに与える影響が大きいといえます。
5.相手との時間の使い方の違い
不倫相手とは、心も繋がっているので普通の恋人のように映画に行ったり、食事を楽しんだりしてデートを楽しみたいと思う傾向があり、ふたりで過ごす時間を大切にしています。
一方で浮気の場合は、深い感情を抱いていないので、ふたりの時間を楽しむというより、不貞行為のためだけに時間を使うという傾向にあります。
浮気の違法性について解説した記事もありますので、あわせてご覧ください。
浮気と不倫は慰謝料請求のしやすさに違いはある?

浮気であっても不倫であっても、パートナーに裏切られた気持ちはとても悲しく、相当な精神的ダメージを受けてしまいます。
パートナーと復縁するか離婚するかは別として、慰謝料を請求してすっきりしたいと考える方も多いはずです。
たった一度の浮気と長年続いている不倫では、請求のしやすさに違いはあるのでしょうか?
浮気と不倫では慰謝料の請求のしやすさに違いはない
不倫とは婚姻関係を結んだ者が、配偶者以外の異性と肉体関係をもつことをいいます。
そして婚姻関係を結ぶと、夫婦は不貞(不倫や浮気)をしてはならないという貞操義務が発生し、もし浮気や不倫をした場合、貞操義務に違反をしたという理由で配偶者から慰謝料を請求されることもあるのです。
したがって、婚姻関係を結んでいる者には浮気と不倫の慰謝料の請求のしやすさに違いがあるということはありません。
恋人同士の場合は婚姻関係ではないため、比較的に慰謝料の請求は難しいといわれています。
恋人同士の浮気による慰謝料の請求について詳しく知りたい方は以下の記事も是非確認してみてください。
浮気と不倫の慰謝料の金額相場に違いはある?

既婚者が他の異性との肉体関係をもった場合、配偶者は浮気の回数に関係なくパートナーに慰謝料を請求することができます。
慰謝料の金額というのは、浮気だから低く不倫は高額になるというものではなく、相手の収入、不倫の期間、精神的苦痛の度合い、不貞行為によって夫婦に与えた影響などを考慮して決定します。
そういったことから、たった一度だけの浮気と言われる程度のものでも、不貞行為を行ったことには変わりはないので、慰謝料を請求することができます。
ただし、そのような場合は慰謝料の金額は低くなりますし、その浮気が理由で離婚することは認められる可能性は低いです。
浮気・不倫の慰謝料についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
- 浮気・不倫の示談金の相場はどれくらい?請求方法と未払いの対処法を解説
- 浮気調査の費用も慰謝料として請求できるのか?費用相場や有効な証拠も解説
- キスは浮気・不倫になる?慰謝料相場や男女の考え方
- 慰謝料請求はまだ間に合う?浮気の時効について体験談とともに解説
- 不倫・浮気相手が慰謝料を払わない場合の対処法6選!注意点は?
浮気・不倫が発覚した際に取るべき行動

もし、配偶者が浮気や不倫をしていることが分かった場合、パニックになって感情的になったり、ショックで何も考えられなくなったりするかもしれません。
冷静になって気持ちを整理したら、下記3つの取るべき行動を参考にして、離婚するのか復縁するのかを考えましょう。
- パートナーと話し合う
- 不倫相手への対応を考える
- 決定的な証拠を掴む
1.パートナーと話し合う
まずはパートナーと話し合いをします。
不倫されて悲しかったことや、どうして不倫をしてしまったのか、反省しているか、今後どうしたいと思っているかなどをきちんと話し合いましょう。
一方的ではなく、お互いの気持ちをしっかり伝え合うことはとても重要で、もしふたりでは話がまとまらないようなら、第三者を交えて話し合っても良いでしょう。
2.不倫相手への対応
もし不倫相手が、パートナーのことを既婚者だとわかっていた場合や、既婚だと聞かされていなくても分かり得る状況だった場合なら慰謝料を請求することができます。
また、配偶者と不倫相手の職場が同じなら、他部署へ異動願いを出すように要求したり、退職してほしいなどを伝えてもよいでしょう。
離婚する気はないので、別れてくれればそれで良いという方もいらっしゃるでしょうし、どのように対応をするかは浮気された側の判断基準に委ねられますので、冷静に考えて夫に伝えましょう。
3.決定的な証拠を掴む
例え配偶者本人が浮気の事実を認めていても、慰謝料請求するとなると証拠を提出しなくてはなりません。
例えば、ラブホテルに入る写真や動画、性行為を映した写真や動画、肉体関係があったと思われるメールやLINEのやり取り、電話などの音声記録、ラブホテルの領収書やポイントカードなど、肉体関係があったことを裏付けるものがあれば証拠になりますので、発見したら必ず保存または保管をしておきましょう。
調停や裁判に使える浮気の証拠についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
浮気・不倫の証拠を掴むには探偵事務所へ依頼しよう

確実に慰謝料を手にするためには、浮気・不倫をしていたという証拠が必要になりますし、それは裁判で通用する決定的な証拠として立証できるものに限られます。
もし裁判で慰謝料を請求しようと考えているのなら、経験豊富な調査のプロである探偵に相談してみることをおすすめします。
ここからは浮気調査・不倫調査を探偵に依頼するメリットを以下の4つ解説します。
- 合法な調査で確実な証拠を手に入れることができる
- 誰にも知られずに調査ができる
- 自分の大切な時間を使わなくて良い
- 浮気の現場を見なくても良い
1.合法な調査で確実な証拠を手に入れることができる
尾行、張り込み、聞き込みによる調査が許可されているのは、探偵業法によって、届出がなされた探偵業者だけとされています。
もし一般人がそれらの調査を行えば違法行為となり、証拠として認められないばかりか、逆に訴えられる可能性があるのでおすすめできません。
2.誰にも知られずに調査ができる
誰かに相談して、もし他人の耳に入ったらどうしようと一人で抱え込んでしまう方も少なくないと思いますが、探偵は調査していることや調査の内容を一切外部に漏らすことなく全て秘密にします。
また聞き込み調査では、浮気の調査と勘付かれないように完璧な設定のもと行いますし、尾行や張り込みに関しても、ただの通行人などに装って調査するのでバレることなく安心して任せることができます。
3.自分の大切な時間を使わなくて良い
例えば、自分で尾行をするとなると、仕事を休んだり家事や育児ができなくなったりと自分や家族の生活にも影響を与えます。
その点、探偵は調査だけに集中するので、長時間や長距離の追跡も可能です。
費用はかかりますが、時間だけではなく、成果も得られるなら決して高いものではないはずです。
4.浮気の現場を見なくても良い
自分で尾行をしていた場合、配偶者の浮気現場を目の当たりにして果たして冷静でいられるでしょうか。
その上気付かれないように写真や動画を撮れる人は稀だと思われますし、その精神的苦痛は計り知れず、復縁したとしてもトラウマとなりずっと辛い思いをする可能性があります。
しかし、探偵に依頼すればあなたが直接浮気現場を見ることはないため、精神衛生上の問題もクリアできるので安心です。
浮気と不倫の違いとは?|まとめ
浮気と不倫の違いは結婚しているかいないかの違いです。
しかし、既婚者でも一夜限りや1〜2回程度なら深い関係ではないため浮気となる場合もありますし、独身同士のカップルの場合は浮気になりますが、浮気相手が既婚者の場合は不倫になります。
そして、慰謝料請求できるのは、婚姻関係にある配偶者のみで、独身のカップルの浮気の場合は法的に認められた関係ではないため慰謝料の請求はできません。
もし慰謝料請求を考えているなら、調査のプロに依頼して裁判でも使える決定的な証拠を掴むことをおすすめします。
浮気調査でおすすめの探偵事務所を確認する!職業別の浮気・不倫について解説した記事もありますので、ぜひ参考にしてください。