探偵の浮気調査の成功率は信用できる？調査成功の6つのコツも解説！

2023.10.10

探偵事務所のHPに「成功率95％の実績」などと謳っているものもありますが、浮気調査を検討されている方には「浮気調査って本当に上手くいくの？」と疑問に思う方もいるでしょう。

浮気調査の依頼には少なからず費用もかかるので、当然できるだけ成功率が高い探偵に頼みたいですよね。

しかし、何をもって成功とするかは疑問が残ります。

こちらの記事では「浮気調査の成功とは何か？」「成功率はどうやって出しているのか？」という疑問について解説しています。

浮気調査を成功させるためのコツや、浮気調査中に気を付けるべき点も解説しているので、是非読んでみてください。

1 浮気調査の成功の定義とは？
2 探偵事務所の浮気調査の成功率はどれくらい？
3 浮気調査の成功率を上げる6つのコツ！
4 探偵が行っている浮気調査の成功率を上げる工夫
5 成功率が高くても浮気調査に失敗した事例
6 浮気調査の成功率が高い探偵事務所
7 まとめ│探偵の浮気調査の成功率は信用できる？

浮気調査の成功の定義とは？

浮気調査の失敗とは、パートナーが確実に浮気しているにも関わらず浮気の証拠を取れなかった場合や、途中で浮気調査がバレてしまうことを指します。

一方で、浮気調査の成功とは「浮気していた事実が分かること」だと一般的には考えられていますが、これだと抽象的ですね。

成功の定義とは、実は探偵業法にも定められていない曖昧なものなのです。

浮気調査の成功の定義とは

探偵事務所では次のパターンを浮気調査の成功とみなすところが多いようです。

浮気調査の成功パターン

肉体関係を証明できる写真・動画を撮影できた
浮気相手とデートしている証拠を掴めた
尾行に成功し、配偶者の不在時の行動が分かった
調査中に浮気をしていないことが分かった

探偵側では成功したと判断していても、依頼者側が納得できずトラブルとなるケースもあり依頼人の思う成功と、探偵の思う成功には齟齬が生じやすいのです。

事前に調査成功の条件を必ず確認して、お互いが納得してから契約を結びましょう。

探偵事務所が行っている調査方法について気になる方は、以下の記事が参考になるのでご覧ください。

そもそも成功率は自己申告制

浮気調査を任せるかどうかの大きな指標になりやすい成功率は、そもそもこれは探偵事務所の自己申告によるものです。

成功率を算出するためのスタンダードな式があるわけでもないため、そもそもデータとしての信憑性はありません。

成功の定義も違うことから「成功率」に固執して探偵事務所を選ぶと、望んだ結果を得られない可能性もあるのです。

パーセンテージを開示している探偵事務所に浮気調査を依頼する際は、定義などを必ず聞いてからお願いするようにしましょう。

探偵事務所の浮気調査の成功率はどれくらい？

探偵事務所における浮気調査の成功率は平均80％程だと考えられています。

つまり、探偵に浮気調査を依頼したからと言って浮気調査が100％成功しているわけではないのです。

依頼する探偵事務所の成功率は低いより高い方が良いですし、多くの事務所から一つを選ぶ判断材料の参考になります。

しかし、HPに書いてある浮気調査の成功率を鵜呑みにしてはいけません。

浮気調査の成功率は、あくまで探偵事務所の自己申告で掲載している客観性のないもので、誇張されている場合があるからです。

口コミも確認することが大切

90％以上の成功率を謳っている探偵事務所でも、実際の口コミは低い場合もあり、評価が低くなった原因は以下のようなことが考えられます。

調査が長引いて、費用が予算を大幅に上回る結果になったから
証拠は取れたが、探偵側のミスで浮気調査がパートナーにバレたから
調査報告書の内容が裁判で有利にならなかったから

探偵事務所が浮気調査の成功と判断したとしても、上記のような理由で依頼者側に納得がいかなければ評価が低くなるのは当たり前です。

よって成功率だけを鵜吞みにせず、口コミや評価も調べてから自分が納得できる事務所に依頼するようにしましょう。

浮気調査の成功率を上げる6つのコツ！

探偵に依頼した浮気調査を成功させるために、依頼者側にできることはないのでしょうか。

ここでは浮気調査の成功率を上げる6つのコツや、依頼者が持つべき心構え、浮気調査中の注意点などを解説していきます。

成功率を上げる6つのコツ

浮気調査の目的を定める
契約書などの取り扱いに注意する
怪しい日時の情報を共有する
いつも通りの行動を心がける
自分の判断で動かない
費用がある程度かかることを覚悟する

1.浮気調査の目的を定める

浮気調査の目的は人によって様々ですが、依頼者の要望として多いのは以下の2つになります。

浮気をしているか、していないかの事実確認をしたい
慰謝料請求や離婚、関係の修復のために裁判で有効な証拠がほしい

1の場合の浮気調査は5日程度の調査で済みますが、2の場合は最低でも1〜3週間の期間が必要となります。

探偵の調査方法や調査費用にも関わるため、最終的な浮気調査の目的は事前にしっかり定めましょう。

もし自分で浮気調査の最終地点を決めることが難しかったら、探偵が無料で相談してくれるので見積もりを出しながら決めることをお勧めします。

浮気・不倫が原因で離婚や慰謝料請求をしたい場合は、以下の記事をご覧ください。

2.契約書などの取り扱いに注意する

探偵事務所と契約を交わしたら、その契約書や名刺の取り扱い・メールのやり取りが見つからないように気を付ける必要があります。

浮気をしているパートナーは、あらゆる事に対して敏感かつ慎重になっている可能性が高く、こちらが少しでも気を抜くと浮気調査がバレてしまう恐れがあります。

いつどこで浮気調査が見つかるか分かりませんので、書類等は共有スペースには絶対に置かないよう、細心の注意を払いましょう。

また、探偵事務所や浮気の経験談などを調べる際は、ブラウザをシークレットモードにしたり、検索履歴は削除しておきましょう。

バレないように細心の注意をはらうことで、浮気調査の成功率は確実に上がります。

3.怪しい日時の情報を共有する

パートナーの日頃の行動を一番知っているのは依頼者です。

出張の予定がある日や帰りが遅くなりがちな曜日など、怪しいと思われる日時は事前に探偵に共有しておきましょう。

パートナーの行動を予測できていれば、その日を重点的に調査すればいいので調査期間が短くなり、結果的に費用も抑えられます。

また当日の衣服や持ち物、予想できる交通手段など、依頼者が把握している情報は全て探偵に伝えることで、探偵は総合的に判断して効率的に浮気調査を遂行してくれるので、成功率が上がります。

4.いつも通りの行動を心がける

探偵に浮気調査を任せたものの気持ちがソワソワしてしまい、普段と違う行動をしてパートナーに不審感を与えてしまうパターンはよくあることです。

また、パートナーの浮気がほぼ確実な場合は、パートナーへの不快感から冷たく当たってしまうこともあり、浮気調査が失敗に終わるケースとして意外にもよくあるパターンとされています。

信頼していたパートナーからの裏切りは心身共に負担が大きいかと思いますが、浮気調査の成功率を上げるためにも、しっかりとした証拠を掴むまで隙を見せないよう細心の注意を払いましょう。

とにかく普段と変わらない行動を取るように心がけましょう。

5.自分の判断で動かない

探偵に浮気調査を依頼したら、依頼者にできることは情報の共有と、いつも通りの行動のみです。

自分でも証拠を掴もうと行動してしまうと、浮気を疑っていることがパートナーにバレて証拠を全て消されるもしくは隠蔽され、探偵の浮気調査もままならなくなってしまうケースが多いです。

また、浮気調査をしていることがバレることで逆上されて立場が不利になってしまう危険性もあるので、探偵からの指示があれば協力が必要ですが、独断で行動しないようにしましょう。

探偵に依頼した後は、とにかく探偵を信じて結果を待つことが浮気調査の成功率を上げるコツです。

6.費用がある程度かかる事を覚悟する

浮気調査の難易度は、調査対象者の警戒具合によって異なり、パートナーの警戒心次第では通常よりも調査期間が長引くことも当然あります。

ある程度怪しい日時を絞って調査日を指定しても、対象者が想定通り動くとも限らないので、3週間程度の調査期間が平均のところ半年近くかかることもあるのです。

調査にかかる費用を低く見積もりすぎると満足のいく調査を行えない可能性があるので、予算や期間に余裕を持って依頼をした方が結果的に浮気調査の成功率は高くなります。

浮気調査にかかる期間について詳しく解説しているので、気になった方は是非チェックしてみて下さい。

浮気調査は何日かかる？調査の平均日数や短縮方法を確認する！

探偵が行っている浮気調査の成功率を上げる工夫

浮気調査は他の素行調査や、企業調査などの探偵業務よりも成功率が低くなる傾向があります。

対象者の警戒心が強く、証拠を抑えるための尾行をさせてくれない場合が多いからです。

探偵は成功率を上げるためにあらゆる工夫を行っていますが、こちらでは探偵が浮気調査で特に工夫しているポイントを4つご紹介します。

工夫1.情報を詳しく集める

成功率の高い探偵は、浮気調査の事前に依頼者から下記のような情報を集めます。

顔写真や持ち物・服装の写真
移動手段や車種、そのナンバー
会社の場所や、よく行く飲食店など
クレジットカードやETCカードの履歴
浮気相手の予想がついている場合はその情報

情報は多ければ多いほど浮気の証拠も素早く集めることができるので、結果的に浮気調査の成功率を上げているのです。

探偵から要求された情報は、持てる限り提供することも非常に重要になります。

個人情報の漏洩を不安に感じる方も多くいらっしゃいますが、基本的に探偵事務所は個人情報保護法と探偵業法に沿った運営をしているので、浮気調査の成功率を上げるために探偵に協力することをお勧めします。

探偵事務所での調査は違法にならないのか気になる方は、以下の記事もご覧ください。

探偵は浮気調査で個人情報をどこまで探れる？違法に当たらないの？

工夫2.強引な調査を行わない

個人が浮気調査をすると、絶対に証拠をつかもうと思って強引な証拠集めをします。

冷静さを失ったことでパートナーに警戒されたり、疑っていることがバレて二人の関係が悪化するケースが多いのです。

しかし浮気調査において調査対象者にバレるのは致命的な失敗だと、経験豊富な探偵はよく知っています。

探偵は少しでも疑われるリスクがあると感じたら深入りせず、即座に調査を中断して調査方法を変更するでしょう。

バレなければ再調査は可能なので、とにかく探偵は浮気調査の成功率を上げるために調査対象者に警戒されないよう細心の注意を払っています。

工夫3.基本的に2人以上で調査する

浮気調査とは尾行・張り込み・撮影が主な仕事ですが、調査対象者の行動次第で探偵の取るべき行動も変わるためとても難しいのです。

例えば出入口は一箇所だけとは限りませんので、一人で全てカバーするには限界があります。

また、顔や身長など探偵の特徴を数日間の浮気調査中に対象者が覚えるケースも考えられるので、2人以上でチームを組んで慎重に行動します。

複数人で分担することで、リスクを分散し浮気調査の効率や成功率を上げる結果に繋がります。

工夫4.機材の選定や扱い方

浮気の証拠で一番有効なのは、調査対象者がホテルに入るシーンの静止画と動画が両方とも撮れている事です。

よって一眼レフ・ビデオカメラ・夜間撮影用カメラといった撮影機材の性能や、尾行するためのGPS・無線機・車の性能も浮気調査の成功率に大きく関わります。

プロの探偵は、目的や環境に合わせて最も効果的な機材を使うことで成功率を上げています。

探偵が行う浮気調査の内容について詳しく知りたい方は以下の記事も是非ご覧ください！

探偵が行う浮気調査の内容を大公開！調査報告書には何が書かれる？

成功率が高くても浮気調査に失敗した事例

探偵事務所に浮気調査を依頼しても、成功率が100%でないことが分かったところで、実際にどのように失敗するのかを取り上げました。

浮気調査の失敗事例に目を通し、どのような原因で失敗するか把握しておくことで、成功率を上げることが出来るのではないでしょうか。

浮気調査の失敗事例を以下3つご紹介します。

浮気調査の失敗事例3つ

自分で浮気調査して失敗
身勝手な行動で失敗
浮気相手に迷惑行為をして失敗

1,自分で浮気調査して失敗

旦那さんの車に設置した機材が、「車検」で業者の目についてしまい、発覚してしまいました。これについて問われた奥様は「分からない」と言って誤魔化しましたが、のちに探偵事務所に対してクレームをつけ、トラブルになりました。探偵事務所は機材のレンタルをしましたが、その扱い方については厳重なアドバイスをしていました。奥様はこれを忘れ、機材を発覚させてしまったのです。

引用：探偵ポータル

探偵事務所の中には、浮気調査をするための専用の機材を貸し出していることがあり、この事例では車などに設置するGPSを依頼主はレンタルしていたようです。

対象者の情報が少なく探偵事務所側は調査を断っていたようですが、感情のコントロールが上手く出来ず慎重に行わなければならない情報収集を疎かにしてしまいました。

探偵事務所のアドバイスを素直に受け止め、感情的にならずに注意を払わなければ、浮気調査は失敗してしまいます。

浮気調査がバレる理由やバレた場合の対処法が知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

浮気調査がバレる原因やバレた後の対処法を今すぐチェックする！

2,身勝手な行動で失敗

いよいよ「不貞の証拠であるラブホテルへの出入り」がとれると確信しました。しかし、あと数分で車がホテルへ入って行くと思われたその道中。突然、調査員の前に1台の車が入り込み、対象車両を妨害してしまったのです。そして、あろうことか、対象車両はホテルへは入らず、急転回して市内へ戻ってしまいました。なんと、調査員の前に入って来た車は、そこにいるはずのない旦那さんの車でした。奥さんと浮気相手は、バックミラーで確認したのか、旦那さんの姿に気付き、急転回してホテルから離れていきました。このあと、調査員は旦那さんに対して厳重に注意し、逆にクレームをつけましたが、時すでに遅く、証拠をつかむことはできませんでした。

引用：探偵ポータル

今度の浮気調査失敗事例は、パートナーの浮気している時間・場所をある程度理解した上で探偵事務所に依頼をし、失敗したケースです。

パートナーに対する怒りや動揺で冷静な判断が取れず浮気調査の現場まで依頼主が飛び行ってしまう事は多々あるようで、探偵事務所と依主側でトラブルになる代表例のようです。

ご自身の浮気調査は、探偵事務所の浮気調査の補助のためにしますが、本格的な証拠を抑えるための調査は探偵事務所に全て任せましょう。

成功率を上げるために、身勝手な行動は慎むことが探偵事務所側にとってもご自身にとっても最適です。

3,浮気相手に迷惑行為をして失敗

数回ほど調査をしていたある時、調査員の目の前に突然、依頼者である奥様が姿を現しました。浮気相手の女性のアパート付近で調査していた際、奥様が女性の部屋のドアを何度も叩き、さらにチャイムを数回鳴らしてその場を去っていく姿が確認されました。これは明らかに浮気相手の女性への嫌がらせ行為で、それを目撃した調査員はすぐに奥様に連絡、話を聞くことにしました。奥様は怒りから浮気相手の女性が許せず、迷惑行為をして気分を晴らそうと考えていたようです。探偵事務所はこの行動と話の内容を聞いて、契約を解除することを伝えました。奥様は納得せず怒りましたが、契約書に明記されている内容に反する行動をとったことを理由に、契約解除に納得してもらいました。

引用：探偵ポータル

最後の浮気調査失敗事例は、浮気相手に対して依頼主が嫌がらせや迷惑行為をしてしまい、探偵事務所との契約違反行為をしてしまうケースです。

浮気されている立場は被害者として扱われ、裁判でもご自身が悪者になることはありませんが、迷惑行為や嫌がらせをしてしまうと逆に加害者になってしまう恐れもあります。

個人的な恨みや怒りで安直な行動をせず、探偵事務所からのアドバイスに従うことが問題解決の成功率を高めます。