別居中に浮気をする確率は?慰謝料や証拠の条件について解説!
2022.9.22
婚姻関係にあっても、さまざまな理由から別居して暮らしている方は多いです。
たとえパートナーのことを信頼していても、別居中にパートナーが浮気していないか、また浮気しようとしていないか気になってしまいますよね。
こちらの記事では、別居中にパートナーが浮気をする確率や別居中の夫婦が離婚する確率について解説していきます。
あわせて実際に別居中のパートナーに浮気されていた場合の慰謝料請求や請求するための条件についても解説するので、確認してみてください。
目次
別居中のパートナーが浮気する確率
別居中にパートナーが浮気をしてしまう確率がわかり、低い確率であれば、個人差はあれど一つの目安にもなり少し安心できる気がしますよね。
簡潔に言うと、別居中に浮気をする方は全体の3割程度と言われています。
残念ながら、決して「確率は低い」「ほとんどあり得ない」とは言い切れないと思います。
仕方がないことなのかもしれませんが、別居中の浮気率は同居の夫婦に比べると高く、男女ともに増加する傾向にあるようです。
別居中に浮気する確率が上がってしまう理由
別居中のパートナーが浮気をしてしまう理由は人によって様々です。
別居中の人は、どのような理由から浮気に走ってしまうのでしょうか?
ここでは浮気する確率が高くなる主な理由を2点挙げてご紹介します。
浮気する確率が上がる理由①寂しさ
別居中のパートナーが浮気をしてしまう理由の中で代表的なものは「寂しさ」でしょう。
別居するといつも一緒にいるはずのパートナーが不在になるため、寂しさや孤独感を強く感じやすく気を紛らわせるために浮気をしやすくなるのです。
飲み会などのイベントに誘われれば、断る理由がなく話に乗りやすいため、同居中に比べるとどうしても異性と出会う機会が増えます。
出会いの場が多くなることで、寂しさを埋めるために浮気に走ってしまう傾向にあります。
浮気する確率が上がる理由②浮気してもバレにくいと感じているから
別居中であれば浮気したとしてもバレにくいと感じるため、解放感も相まって浮気するケースも考えられます。
同居中に比べると物理的にパートナーと距離があり、「いつもより帰りが遅い」「持っていなかったはずのモノを持っている」と疑われる心配がないので、気持ちが大きく緩むことが要因です。
また別居中に浮気相手を家に招き入れたとしても、浮気を疑われるのは時間が経ってからになりやすく、しっかり証拠隠滅すれば言い逃れができると考えているため浮気に走る場合もあります。
このように浮気をしやすい環境のため、「浮気するとどんな感覚になるか体験してみたい」「性欲を満たしたい」「今のパートナーと距離ができたことで昔の恋人を思い出すから」といった好奇心や傷心から浮気に走ってしまうケースも多いようです。
別居中の夫婦が離婚する確率
ここまで別居中の浮気率を説明しましたが、別居期間1年以内に離婚する夫婦の割合は80%を超えると言われています。
一度別居を始めた夫婦は、かなり高い確率で離婚をしていることがわかりますね。
夫婦が別居する理由はさまざまですが、別居を決断する際にはすでに離婚を視野に入れていることが多いのも理由の一つです。
そのため、別居したから1年以内の離婚率はかなり高い数字となってしまうので、もしもあなたがパートナーと別居したばかりだとしたら注意が必要です。
別居中に夫婦が離婚してしまう年齢層
年齢層ごとに別居中に離婚する確率をみていくと、別居をして離婚する夫婦は、20~30代の夫婦に多いようです。
若い年代の夫婦では離婚した後もやり直しができることや、これから先の人生がまだ長いと考えられることもあり、決断が早い傾向にあるのでしょう。
別居中の20~30代の夫婦が離婚する傾向が強い一方で、50代になると別居しても離婚せずに生活を送るケースも増えてきます。
若さゆえの決断力や勢いがないことや、それまで長く続いた夫婦生活から別居してもそう簡単に離婚しない夫婦が多いです。
別居は浮気や離婚のリスクがある
別居することが必ずしも離婚率を上げるわけではないのですが、離婚を目的として別居を開始することは多いと言えるでしょう。
離婚を目的として別居を開始している訳ですから、この場合の夫婦では、離婚の準備が出来次第すぐ離婚届を提出します。
何か夫婦間に問題があり一度距離をおくつもりの別居であっても、別居を始めてしまうと1人の生活に慣れたり新しい出会いがあったりと結果的に離婚することになるのも多いです。
このような理由から、別居を始める前には浮気や離婚のリスクを高めることは十分に覚悟をしておくべきだと言えます。
浮気調査の後に離婚を検討中の方は以下の記事も是非併せてご覧ください!
別居中の浮気による慰謝料の相場は?
パートナーが浮気した時の慰謝料請求は、別居中であっても行うことができ、別居中における慰謝料相場は50~300万円といわれています。
そして重要なことですが、慰謝料の相場はパートナーと離婚するかどうかによっても変わってくるので気をつけてください。
離婚しない場合50~100万円、離婚する場合100~300万円と離婚する場合の方が高額な慰謝料を請求できることが多いです。
慰謝料の金額は状況によって異なる
一言で慰謝料といっても状況によって金額は異なるので、上記の相場があくまでも参考程度にしましょう。
主に以下で挙げられる項目の内容で慰謝料の金額は変わります。
- 浮気の悪質性
- 精神的ダメージの度合い
- 婚姻期間
- 経済状況
- 子供の有無や人数
もし別居中であっても慰謝料請求をしての離婚を考えている方は、浮気の証拠をできるだけ掴んでおくと慰謝料請求を有利に進めることができます。
自分で調査して失敗してしまうのが不安な方や確実に証拠を得たい方は、探偵事務所などプロの力を借りることも検討してみましょう。
探偵に支払った調査料金も、慰謝料として2割ほど請求できるケースもありますので、詳しく確認したい方は以下の記事も是非併せてご覧ください!
別居中の浮気で慰謝料を請求できる条件
パートナーの浮気が発覚した時に慰謝料請求が行える条件を知っておくことで、慰謝料の請求が通ったり金額が上がったりする可能性が高まります。
ここからは「慰謝料を請求できる条件」を以下の4つ解説しますので、是非参考にしてみてください。
- 肉体関係を証明できる
- 夫婦関係が破綻していない
- 浮気が原因で精神的被害を受けた
- 既婚者であることを知っている
1.肉体関係を証明できる
別居中かどうかにかかわらず、浮気を法的に証明するためには浮気相手との肉体関係を証明する必要があります。
具体的な肉体関係を証明する証拠としては写真・ビデオ・録音などが有効です。
ただし、パートナーと浮気相手が一緒にラブホテルに出入りしている写真は、簡単に画像を編集できてしまうことから証拠能力が弱いと言われているので注意してください。
写真に日時が記録されているものであれば浮気の証拠として認められる場合もあるので、デジタルカメラで写真やビデオを撮影する場合は日付が残るように使いましょう。
パートナーが実際に浮気を認める発言を録音することも浮気の証拠として有効ですが、デジタルカメラと同様にICレコーダーでは編集が簡単にできることから証拠能力が弱くなってしまいます。
編集ができないアナログ方式のテープに録音すれば、確実な証拠となるのでおすすめです。
不貞行為の証拠について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
2.夫婦関係が破綻していない
慰謝料は「パートナーに浮気をされて精神的な被害を受けた」という事実をもとに請求できます。
そのため、別居中の浮気を原因として慰謝料請求を行う場合には、夫婦関係が破綻していなかったことが条件となります。
基本的には単身赴任や里帰り出産などの特別な理由がない限り、別居=夫婦関係が破綻していたとされてしまうことが多いです。
しかし、方法によっては別居中であっても夫婦関係は破綻していなかったとすることもできます。
第三者から見て別居中に夫婦関係が破綻していないと思わせるためには、定期的に家族旅行をしたり、一緒に外食をしたり、別居中のパートナーを家に呼んだりするといった行為を写真に撮っておくことが必要です。
このような写真は、夫婦関係が破綻していなかったとする証拠になります。
3.浮気が原因で精神的被害を受けた
別居にはさまざまな理由があり、離婚前提ではなく別居をしている方も多いです。
例えば仕事の都合による単身赴任や里帰り出産の他、親の介護や病気の療養など一時的に別居している場合では、別居中に浮気が発覚したら慰謝料請求できます。
この場合では、それまでうまくいっていた夫婦関係が、パートナーの浮気が原因で破綻したことを立証できるからです。
浮気が直接の原因となって夫婦関係が悪化や破綻したり、精神的被害を受けたりなどのケースでは慰謝料をは請求可能です。
浮気が原因で別居が始まった場合、別居後でも慰謝料を請求することができますが、別居前から浮気をしていた証拠が必要になります。
浮気は別居後に始まったと主張されてしまえば、慰謝料請求ができないこともあるので、浮気が原因で別居を始める際は、別居前からの浮気の証拠を集めておくことをおすすめします。
別居前の過去の浮気調査をしたい方は、探偵へ依頼するのがおすすめです!詳しくは以下の記事をご覧ください!
4.既婚者であることを知っている
パートナーからではなく浮気相手・不倫相手からも慰謝料を請求する場合では、相手が既婚者であることを知った上で浮気をしていたことを証明する必要があります。
別居中の浮気では自分が既婚者であることを隠して浮気する人も多く、この場合、浮気相手に非がないため慰謝料を請求するのは難しいでしょう。
浮気相手が既婚者であることを知らなかったことを理由に反論してきたら、既婚者であることを知っていた・知り得たことを立証しなければなりません。
もし本当は既婚者であることを知っていたとしたら、LINEやメールのやりとりから証拠を掴めることが多く、家族の話に触れた内容があれば既婚者であることを知っていたと容易に推測できます。
しかし、このような証拠は正当な手段で入手する必要があるので、浮気相手かパートナーのどちらかに見せてもらうことで証拠化する必要があります。
条件に当てはまればパートナーと浮気相手のどちらにも慰謝料請求することができますが、浮気相手から取れる慰謝料はパートナーからに比べると低額になることがほとんどです。
別居中の浮気で慰謝料を請求できない条件
仮に別居中にパートナーが浮気したことが確定しても、場合によっては慰謝料が請求できないかもしれません。
慰謝料が請求ができない、または請求が難しい条件をご紹介します。
- 婚姻関係がすでに破綻している
- 離婚前提で別居している
1.婚姻関係がすでに破綻している
夫婦間に婚姻関係継続の意思がなく関係が破綻していると見なされると、パートナーに浮気されたとしても慰謝料の請求は難しいです。
慰謝料は精神的な苦痛を被った場合に請求ができ、すでに良好な婚姻関係が結べていない状態で浮気されても苦痛を負わないと判断される可能性があるからです。
関係が破綻しているかどうかは別居期間の長さや連絡の有無や頻度ともとに判断され、一般的には別居が5年以上と長くて連絡を取り合っていないのであれば破綻していると見なされます。
夫婦仲の維持や修復を図る気がないまま別居中に浮気をされた場合は、基本的には慰謝料の請求はできないと考えた方がよいでしょう。
2.離婚前提で別居している
すでに夫婦の仲が冷めきっており、離婚を前提として別居している最中に浮気された場合も、精神的苦痛がないと見なされるので慰謝料請求は困難です。
また夫婦関係が修復できないほど悪化しており、家庭内別居が長期にわたり継続している状態でも、一般的には慰謝料請求ができません。
「夫婦がどういう関係にある中で別居しているか」「なぜ別居しているのか」は慰謝料の請求の可否に大きく関わる点に留意しておきましょう。
別居中の浮気調査は探偵へ依頼するのがおすすめ
別居中にパートナーの浮気の証拠を掴むのは、同居中と比べて格段に難しくなるでしょう。
そのため、別居中でパートナーが近くにいない場合は、専門家でもある探偵に浮気調査を依頼することをおすすめします。
パートナーと別居中に浮気調査を探偵に依頼するメリットは大きくわけて3つあるので、こちらの記事ではそれぞれのメリットを分かりやすく解説していきます。
- 有効な証拠を手に入れられる
- 別居中は探偵にとって有利
- リスク回避
1.有効な証拠を手に入れられる
別居中のパートナーの浮気調査を探偵に依頼することで、有効な証拠を手に入れられます。
パートナーの浮気を認めさせる有効な証拠とは、パートナーと浮気相手との間に肉体関係があったことを証明するものです。
同居中であればパートナーの帰宅時間や行動を把握することも簡単ですが、別居中だといつ帰宅したのかさえ把握するのが困難でしょう。
そのため、パートナーが遠方に住んでいても調査してくれる探偵に依頼することで、自分で調査ができなくても浮気の証拠を得られる可能性があります。
探偵によって浮気調査の結果は「浮気調査結果報告書」という書類にまとめられ、こちらは法的に有効な証拠として判断されるので裁判所に提出可能です。
裁判を優位に進めてパートナーに慰謝料を請求したい場合は、浮気調査のプロである探偵に依頼することをおすすめします。
探偵から提出される調査報告書の内容について詳しく確認したい方は、以下の記事も是非併せてご覧ください!
2.別居中は探偵にとって有利
個人での浮気調査は同居中よりも別居中の方が難しいのですが、探偵にとってはかえって別居中の方が調査がしやすい場合が多いです。
別居中はパートナーによる監視の目がなく油断している可能性が高いので、浮気相手に連絡したり会ったりするなど大胆な行動を取る人も少なくありません。
同居中で警戒心が強い状態での調査よりも、別居中で気が緩んでいる状態の方が調査を進めて証拠を得やすいので、別居中は探偵にとって有利な状況と言えるのです。
もしも、あなたが別居中のパートナーの浮気調査をしたいのであれば、近くの探偵事務所か興信所に相談することをおすすめします。
遠方の浮気調査の料金相場について詳しく確認したい方は、以下の記事も是非併せてご覧ください!
3.リスク回避
個人で浮気調査を行う時に最も気をつけたいことが、あなたが知らず知らずのうちに行った調査が違法行為に該当するリスクがあることです。
プライバシーの侵害や不正アクセス禁止法の違反などは、浮気調査を行う上で該当する危険性のある違法行為です。
例えばパートナーに盗聴器を仕掛けたり尾行したりすると、場合によってはあなたが訴えられるかもしれません。
探偵に浮気調査を依頼することで、このような違法行為を犯してしまうリスクを回避することができます。
自分で行う浮気調査はバレるリスクも高く、配偶者とのトラブルにもつながりますが、第三者が行うことでバレるリスクを減らしたうえで穏便に早期解決を目指せます。
慣れない浮気調査や慰謝料請求を1人で抱え込まずに、プロに味方してもらって相談しながら行えることも大きなメリットです。
探偵に浮気調査を依頼するメリットについてこちらの記事でさらに詳しく解説しているので、気になる方は読んでみてください。
別居中のパートナーが浮気する確率まとめ
- 別居中にパートナーが浮気する確率は全体の3割程度
- 別居中の浮気率は男女ともに増加する
- 別居期間1年以内に浮気する確率は80%を超える
- 別居中の慰謝料の相場は50~300万円
- 離婚する場合と離婚しない場合では、慰謝料の金額が変わる
- 別居中に浮気の証拠を掴むのは難しく、探偵への依頼がおすすめ
別居中は同居中のパートナー・夫婦に比べて浮気率が高く、全体の3割程度が浮気すると言われています。
別居中でも慰謝料請求は可能で、慰謝料の相場は50~300万円程度です。
浮気が原因で離婚する場合は、離婚しない場合よりも高額の慰謝料を請求できます。
別居中の浮気で慰謝料を請求するためには、浮気相手との肉体関係・夫婦関係が破綻していないこと・浮気によって精神的被害を受けたことを証明する必要があります。
別居中の浮気調査は自分で行うのは難しく、浮気がバレにくいと気を抜いている別居中は、探偵にとっては好条件となるので探偵に依頼することがおすすめです。
この記事が別居中の浮気に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
別居中・遠距離恋愛中のパートナーの浮気調査について解説した記事や単身赴任中の浮気率について解説した記事もありますので、あわせてご覧ください。