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過去の浮気調査は探偵に依頼できる?時効や慰謝料について解説!

2022.9.20

浮気調査_過去

探偵への浮気調査の依頼は現在進行形のものがほとんどですが、過去の浮気の調査をしたいという方もいらっしゃるかと思います。

そういった過去の浮気調査の依頼を受ける探偵事務所はどのくらいあるのか気になるところですよね。

こちらの記事では、過去の浮気調査を行う方法と注意点についてご紹介します。

また、合わせて慰謝料の時効や過去の浮気調査を受ける探偵社についても解説しておりますので、是非調査の参考にしてください。

過去の浮気調査をする際は目的を明確にする

浮気調査_過去

浮気調査をする目的が曖昧になってしまっては、高額なお金を支払っても欲しかった情報や証拠が得られない場合があります。

「浮気の事実確認がしたい」「関係を修復をしたい」「慰謝料請求や離婚問題などで使える決定的な証拠が欲しい」など浮気調査をする目的やゴールを明確にしておきましょう。

目的やゴールを明確にすることが大切であるのは、現在行われている浮気を調査する場合でも過去の浮気を調査する場合でも変わりません。

過去の浮気を調査する方法

浮気調査_過去

過去の浮気調査は自分で行う探偵事務所に依頼するかのどちらかになると思われます。

過去の浮気は現在進行形の浮気と違い、昔のデータや履歴を重点的に調査するため「浮気相手とラブホテルに入っていく写真」などの決定的な証拠を見つけにくい傾向にあります。

こちらではそんな過去の浮気調査におすすめの方法をご紹介します。

自分で過去の浮気調査をする方法

まず浮気が本当にあったのか事実確認をしたいと思う方は自分でやる調査でも十分浮気の有無について確認できます。

自分でできる効果的な過去の浮気調査の方法を以下の4つご紹介します。

  1. 写真が残されていないかチェックする
  2. メールやLINEなどの履歴を調べる
  3. SNSを調べる
  4. お金の流れから調べる

1.写真が残されていないかチェックする

こちらは最もベターな調査方法ですが、浮気相手との写真やデータが残っていないか確認する方法で、スマートフォンやカメラ、SDなどの中にデータが残されていたり、もしくは現像した写真が残っている場合もあります。

女性は別れて消してしまう方が多いのに対して、男性は綺麗な思い出として大切に残しておく方が多いようで、もしも写真やデータが残っていれば決定的な証拠になります。

ただし、パートナーであっても他人のスマホの中身を持ち主の許可なく確認することは不正アクセス禁止法違反です。

浮気調査で証拠として有効になる写真の撮り方については、こちらの記事をご覧ください。

2.メールやLINEなどの履歴を調べる

浮気が数年以内のことであればメールやLINEの中にやりとりが残っている可能性が高いでしょう。

ただし、パソコンやスマートフォンはパスワードなどでロックされている事が多い為、パスワードを解除する必要があり、こちらも不正アクセス禁止法違反です。

また写真や動画と同じで、浮気関連のメールやLINEを徹底的に削除している場合もあるでしょう。

ラインを使ってパートナーの浮気調査をしたい場合は、こちらの記事をご確認ください。

3.SNSを調べる

もう1つの効果的な方法はパートナーが普段使っているSNSを調べることです。

相手と旅行やお出かけした時の写真や記録が残されている可能性が高く、日時や場所なども見つけられる可能性が高いです。

浮気相手に目星がついているなら浮気相手のSNSもチェックしておくのもおすすめで、特に利用者の多いインスタグラムやツイッターを重点的に調べると効果的です。

SNSで浮気しているパートナーの調査方法は、以下の記事に詳細が載っているのでご確認ください。

4.お金の流れから調べる

最後に紹介するのはお金の流れを調べる方法で、例えばクレジットカードやETCカードの使用履歴から特定の日の行動を調査することができます。

クレジットカードの明細から、行った覚えの無いレストランや、もらった覚えの無い高額なプレゼントもそうですが、ラブホテルなどはホテル名ではなく〇〇商会や××システムなど別名称で記載されることが多いようです。

またETCカードも行動履歴がしっかり残るので、浮気をしていた場所を見つけることもできます。

とはいえ、クレジットカードを使用すると明細書に残ることを恐れ、浮気相手とのデート代は全て現金で済ませるという用心深い方もいますので、この場合はレシートを保存していることもあるのでレシートから調査するのがよいでしょう。

探偵に過去の浮気調査の依頼をする

過去の浮気の証拠は自分の力だけでは見つけにくいため、その場合はプロの探偵に依頼することも視野に入れておきましょう。

探偵が過去の浮気調査をする場合は聞き込みなどの身辺調査からはじめます。

過去の浮気のため、浮気の瞬間を捉えることは難しいですが浮気をしていたかどうかの事実確認はできるでしょう。

過去の浮気調査を行う探偵事務所は少ない

浮気調査_過去

過去の浮気調査では裁判などで使える浮気の証拠(不貞行為の証拠)を得ることが難しく、過去の浮気調査を行う探偵事務所は少ないのが現状です。

現在進行形の浮気調査の場合、ラブホテルへの出入り、浮気相手のアパートなどに出入りする姿を撮った写真・映像を尾行、張り込みなどから入手し、不貞行為の強い証拠として使用することができます。

しかし、過去の浮気調査ですと尾行、張り込みなどからの調査ができず、聞き込み調査で過去に遡ってそれらを見つけることは大変困難です。

一方で、依頼を受けているところは少ないものの状況により可能なところも存在するようです。

過去の浮気調査で見つけた証拠はつかえるのか

浮気調査_過去

過去の浮気調査を行なっている中で、いくつか発見した証拠は一体どのように使えるのでしょう。

例えばパートナーを問い詰め、謝罪させることが目的であれば見つかった証拠は有効性が高いと言えますが、裁判で使おうとする場合証拠として使えるものとそうでないものが出てきます。

裁判で使えるものは、あくまで「不貞行為があった」という証拠がなくてはなりません。

以下、裁判で証拠として使えるものと使えないものをまとめてみました。

裁判の証拠として有効なもの

裁判の証拠として有効なもの
  • ラブホテルなどに出入りする写真や動画
  • 不貞行為があることを匂わせるLINEやメール
  • ホテルなどのレシートや明細書
  • パートナーの自白
  • 浮気相手の自白

裁判や慰謝料請求を有利に進めるためには法律上の「不貞行為」を証明できるもの、つまり肉体関係がわかる証拠が必要です。

パートナーがラブホテルや浮気相手の自宅に浮気相手と出入りする写真や動画、パートナー・浮気相手の自白は過去の浮気調査では手に入れることが難しいでしょう。

裁判の証拠として有効でないもの

裁判の証拠として有効でないもの
  • 車のシートなどに付着していた毛髪や持ち物
  • キスやハグしている写真
  • 電話の着信履歴
  • 好き、愛してるなどのメッセージのやりとり
  • レストランなどのレシートや領収書
  • 交通系ICカードの行動履歴
  • GPSの行動履歴(ラブホテルなどへの出入りを除く)

キスやハグしている写真、「好き、愛してる」などのメッセージのやりとりなどを見つけると一般的にはパートナーが浮気をしていたといえますが、法律上の浮気である不貞行為の証明にはなりません。

ただ、裁判の証拠として有効でないものでもたくさん集めて、それをパートナーや浮気相手に突きつけることで、浮気している・していたという自白を引き出せる可能性もあります。

裁判で有利になる不貞行為の証拠について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

【慰謝料請求】過去の浮気の時効は3年間

浮気調査_過去

過去の浮気調査をすることを検討している方の中には、慰謝料請求につなげたいという方もいることでしょう。

ただ、浮気にも慰謝料請求するうえでの時効というものが存在し、その期間・期限は様々な要因で変化します。

ここからは浮気の慰謝料請求の時効について解説します。

慰謝料を請求する相手によって期間が変わる

明確な不貞関係を示す証拠さえあれば、浮気相手にもパートナーに対しても慰謝料を請求する事は可能です。

パートナーへの請求ができるのは浮気の事実を知ってから3年間、もしくは浮気が原因で離婚した場合、離婚から3年間です。

しかし、浮気相手に慰謝料を請求する場合、請求期間は3年間とされていますが、パートナーとは少し条件が異なります。

具体的な内容としては以下の通りです。

浮気の事実を知ってから3年間

浮気相手とやりとりしているLINEやメールを発見して、慰謝料請求をする場合、浮気相手の所在がわからなければ請求することは難しいと言えます。

浮気の事実を知り、浮気相手の氏名・住所を知った上で3年間という時効が発生すると考えて良いでしょう。

浮気の慰謝料請求の除斥期間

上記以外にもう一つ、浮気の事実と浮気相手を知ってから3年という時効の他に、浮気の慰謝料請求には除斥期間(ある権利が存続する期間)というものがあります。

浮気の事実や浮気相手を知っているかどうかに関わらず浮気を開始した日から20年で浮気の慰謝料請求はできなくなります。

そのため浮気相手を特定しなければ時効が進まないと思われがちですが、浮気を開始した日から時効が進行しますので、知らない間に時効が成立してしまう可能性がありますので、その点は注意が必要です。

慰謝料請求相手 時効 その他の時効
パートナー 浮気の事実が発覚してから3年間 浮気が原因で離婚した場合、離婚してから3年間
浮気相手 浮気の事実、浮気相手の氏名・住所を知ってから3年間 浮気を開始した日から20年間

浮気の慰謝料はいくら請求できるのか

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不倫や浮気などの「不貞行為」にあたる慰謝料の金額は法律で基準が定められていないため、はっきりいくら請求できるのかは言及できない部分があります。

ただし、これまでの浮気の慰謝料に関する裁判の事例からある程度相場を予測することができます。

浮気の慰謝料の相場は100万円~300万円

慰謝料の相場
別居や離婚をする場合 100〜300万円
別居や離婚をしない場合 数十万〜100万円

慰謝料の相場は大体100万円〜300万円といわれています。

これはパートナーとの交際期間や浮気により離婚・別居になった場合など、それぞれの状況を考慮して慰謝料の金額が決められます。

ただし、パートナーに慰謝料の支払い能力がないと判断された場合、慰謝料を請求できないとされていますので、その点には注意が必要です。

浮気の慰謝料相場や浮気調査の費用を慰謝料として請求できるかについて、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

過去の浮気調査をする際の注意点

浮気調査_過去

浮気調査にはリスクがつきもので、過去の浮気調査をする際も様々なことに注意しなければいけません。

注意点を理解したうえで、よく考えて慎重に浮気調査を行う必要があります。

ここからは過去の浮気調査をする際の注意点を以下の3つ解説します。

  1. 調査対象者の情報を多く集める
  2. 慰謝料を請求するのであれば時効前に行動する
  3. 自身で調査する場合、リスクが高い

1.調査対象者の情報を多く集める

浮気調査を探偵に依頼する時はできるだけ多くの情報を伝えることが大切であり、特に過去を調査する場合は探偵は提出された情報をヒントに調査します。

情報が多ければ、調査がスムーズになり時間や費用を抑えることができるかもしれません。

探偵が必要とする情報の例として以下のものが挙げられます。

  • 浮気をしていた時期と期間
  • 浮気相手の氏名、住所、勤務先、顔写真
  • 調査対象と浮気相手との関係性
  • 浮気の事実を知っていた人(友人、同僚など)
  • 浮気当時の行動履歴

これらの情報が多いほど探偵は効率的に過去の浮気調査が行えるため、探偵に依頼する前にパートナーにバレないようにある程度過去の浮気調査を自分でやっておくのが良いでしょう。

2.慰謝料を請求するのであれば時効前に行動する

パートナーもしくは浮気相手への慰謝料請求は3年間です。

これを過ぎてしまった場合、慰謝料請求はできないので、相手の浮気の事実を知った後は早めに行動したほうがよさそうです。

焦ることは禁物ですが、情報や証拠を集めるという観点からも過去であっても浮気調査は早く始めるのが良いでしょう。

3.自身で調査する場合、リスクが高い

いくら隠れて調査していても、パートナーの行動予定を事細かにチェックしたり、挙動不審な行動などから浮気調査していることが、パートナーもしくは浮気相手にバレてしまうリスクは高いと言えます。

万が一浮気調査をしていることがバレた場合、パートナーから離婚を申し立てられたり、不信感を持たれてその後浮気の証拠を見つけづらくなる、などの可能性もあります。

また、調査方法によっては違法性を含むことがあるので、自身で調査する場合は慎重に行うことが大切です。

探偵事務所に依頼すると違法行為にならないのか、気になる方は以下の記事をご覧ください。

過去の浮気調査は可能なのか?|まとめ

ここまで見てきてわかったことは、過去の浮気調査のみであると浮気の証拠を見つけることは困難であり、過去から今も続く浮気調査であれば調査をすることも可能であるということです。

更に調査依頼をする前に調査対象の情報を多く集めておくと、調査がスムーズに進められ証拠を掴む可能性が高くなります。

浮気調査をする中で、相手への慰謝料請求を目的とする場合、時効は浮気の事実が発覚してから3年間であるということに気を付けましょう。

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