浮気調査で証拠写真を撮影する方法4選!法的に有効な証拠写真とは?
2024.3.15
パートナーに浮気の可能性を感じたら、まず証拠となる写真を撮影しようと思う方も多いのではないでしょうか。
「浮気調査の写真って自分で撮れるのかな?」
「浮気現場の写真を撮ったけど、これを使って離婚できるかな?」
そんなお悩みの方に向けて、こちらの記事では、浮気調査で証拠写真を撮影する方法と証拠写真を撮影する時のポイントについて解説していきます。
浮気調査における証拠写真の重要性や有効な証拠写真とは何かもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
浮気調査で証拠写真を撮影する重要性
パートナーの浮気調査を始めたら、ラブホテルのレシートやGPSの行動記録といった証拠が手に入るかもしれませんが、そのような証拠の法的な有効性は低いです。
事実確認のためだけではない浮気調査においては不貞行為(肉体関係)が分かる証拠写真を押さえることがとても重要です。
ここでは浮気調査で証拠写真を撮影することが重要である理由を2つ解説します。
理由①決定的な証拠がないと、相手が事実を認めない
1つ目の理由は、決定的瞬間をとらえた写真があれば、相手は事実を認めざるを得なくなるためです。
証拠がない状態で浮気の疑いを問い詰めた場合、素直に事実を認めてくれる相手はなかなかいません。
そうなると証拠がつかみにくくなるだけでなく、夫婦関係は更に悪化してしまう可能性もあります。
決定的な証拠写真を撮りたいならカメラの使用をおすすめしますが、自分のカメラを持っていない方はカメラのレンタルサービスを利用してみてもいいでしょう。
理由②証拠写真は離婚裁判や慰謝料請求に有効
2つ目の理由は、慰謝料請求したい時に明確な証拠として提示できるためです。
浮気の事実が分かり離婚や慰謝料請求をしたいとなった場合、状況証拠だけでは請求を認めてもらうのは難しいでしょう。
逆にパートナーからの離婚請求を棄却したい場合も、明確な証拠写真があると役に立ちます。
パートナーに浮気の疑いを持ったら、証拠写真の重要性をしっかり理解し、法的に有効な写真を撮影しましょう。
浮気・不倫が原因で離婚や慰謝料請求をしたい場合は、以下の記事をご覧ください。
法的に有効な浮気調査の証拠写真とは?
浮気調査において重要な証拠写真ですが、ただ写真を撮れば良いわけではありません。
法的に有効な証拠となるにはいくつか条件があります。
基準は『不貞行為(肉体関係)が分かる証拠』であるかどうかです。
無駄な時間と労力を割かず効率的に浮気調査をするために、『証拠となる写真の例』と『証拠とならない写真の例』をそれぞれ解説しますので、参考にしてください。
証拠となる浮気調査の写真の例
浮気調査では『不貞行為(肉体関係)が分かる証拠』が必須となります。
しかし、性行為をしている写真そのものを撮影することは現実的に難しく、対策としては「肉体関係がないとは考えにくい状況」を撮影することです。
法的に有効な証拠写真の例をご紹介します。
- 2人が性行為している写真
- ラブホテルに2人で出入りしている写真
- 2人で長時間ホテルに滞在したことが分かる写真
- 浮気相手の家に2人で出入りしている写真
この中でプロである探偵も最もよく撮影するのがラブホテルに2人で出入りしている写真です。
ラブホテルの写真は入る時だけではなく、出る時も押さえる必要があることに注意しましょう!
証拠とならない浮気調査の写真の例
一般的にはパートナー以外の異性とキスをしたり手を繋いでいたら浮気と感じますが、法的にはそのような行為の写真では有効な証拠写真とはなりません。
証拠とは認めてもらえない写真の例をご紹介します。
- 異性と2人で食事をしている写真
- 異性とキスをしたり抱き合っている写真
- 2人でシティホテルに出入りしている写真
- 2人で入ったラブホテルから1人だけ出てきた写真
- 浮気相手の家をパートナーだけが出入りしている写真
- 浮気相手の家に隠しカメラを設置して撮影した写真
ラブホテルや浮気相手の家を出入りしていても、2人同時でなければ証拠とならないので注意しましょう。
浮気の証拠として有効になるものについては以下の記事で詳しく解説しておりますので、こちらもぜひ合わせてご覧ください!
浮気調査で証拠写真を撮影する方法4選
浮気の証拠写真を集めるためには、浮気調査していることがバレないように気を付けなければなりません。
しかし、素人が浮気調査をしてパートナーにバレずに証拠写真を撮影することは難易度が高いです。
ここからは浮気調査で証拠写真を撮影する方法をバレないためのポイントとともに以下4つ解説します。
- 尾行して撮影する
- 張り込みをして撮影する
- 小型カメラで撮影する
- 探偵に依頼して撮影してもらう
1.尾行して撮影する
パートナーが外出する際に尾行すれば、浮気現場を撮影できる可能性が高まります。
尾行する上で、まずはパートナーの行動パターンを知ることが大切です。
尾行していることがバレないように、ポイントが2つあります。
- 十分な距離を取って尾行する
- 変装して尾行する
浮気をしている場合、パートナーも周りを警戒しているため、十分な距離を取って音を立てないように気を付けましょう。
また、パートナーの警戒心が強い場合、見覚えのある服装にも敏感に反応する可能性があります。
出来るだけパートナーの知らない服装や帽子で尾行しましょう。
ただし、自分で尾行するのはリスクがありスキルが必要です。
もし浮気現場を目撃してしまったら冷静でいられなかったり、距離を取らなければならないため顔がはっきり撮影できない可能性があります。
バレてしまったら浮気調査を継続するのは難しくなるため、自分で尾行する場合は細心の注意を払いましょう。
尾行はリスクが大きいため、プロに依頼することをおすすめします。
2.張り込みをして撮影する
パートナーの行動パターンが分かっている場合は、張り込みをすれば浮気現場を撮影できるタイミングに出会えるでしょう。
有効な証拠写真を撮るためのポイントは、現場よりも高い所で張り込むことです。
張り込む際は、撮影を成功させるために事前に以下の3点を調べておく必要があります。
- 移動手段
- 張り込む場所
- 建物の場合、出入口が複数ないか
移動手段が車や電車、タクシーの場合もありますが、臨機応変に対応しなければなりません。
慌てずに対応できるよう、移動手段を知っておくことが大切になります。
また、張り込みは長時間かかる場合が多いため、根気が必要です。
飲み物・食べ物を用意しておき、体温調整できる服装で証拠写真が撮影できるタイミングを待ちましょう。
以下の記事では参考として探偵が行っている張り込みについて解説しているので、気になる方は併せてご確認ください。
3.小型カメラで撮影する
パートナーが自宅で浮気している可能性がある場合は、小型カメラで証拠となる動画を撮影することが非常に有効的な方法です。
小型カメラとは、スマホのカメラレンズ程の小さなカメラで、ペン型やメガネ型など様々な種類があります。
小型カメラなら、部屋の物陰などに隠しておけばバレずに特定の場所を撮影することが可能です。
ただし、この方法は浮気現場が自宅の可能性が高い場合のみ有効になります。
浮気相手の家や車に小型カメラを設置すると、盗撮行為になってしまうため注意しましょう。
カメラについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
4.探偵に依頼して撮影してもらう
浮気調査で証拠写真を集めたいときは、やはりプロの探偵に依頼することが最も有効な方法と言えるでしょう。
依頼するとお金がかかるため躊躇する方も多いですが、見積り無料や成果報酬制の探偵もあります。
離婚裁判も視野に入れている場合は特に、自分に合った探偵がいないか調べてみると良いでしょう。
探偵に依頼することが有効と言える理由は、以下の通りです。
- 「暗視カメラ」や「望遠カメラ」など専用の撮影機材を揃えている
- 精度の高い法的に有効な写真を撮影してもらえる
- 裁判になった場合に有効な調査報告書を作成してもらえる
- 自分で撮影するよりも短期間で有効な写真や動画を撮影できる
- 自分で撮影するよりも大幅に時間と労力を短縮できる
- 知識や経験が豊富なので相手にバレにくい
浮気調査を短期間で確実に成功させるために、探偵に依頼することも検討してみてください。
浮気調査で証拠写真を撮影する時のポイント
せっかく浮気調査でパートナーにバレずに証拠写真を撮影することができても、その写真が裁判や慰謝料請求で有効に働かなければ努力が水の泡です。
ポイントを押さえれば、より法的な有効性が高い浮気調査の証拠写真を撮影することができます。
ここからは浮気調査で証拠写真を撮影する時のポイントを以下の3つ解説します。
- 顔をはっきりと写す
- 撮影場所・時間がわかるようにする
- 複数枚撮影する
1.顔をはっきりと写す
浮気の証拠写真と認めてもらうには、パートナーと浮気相手2人ともの顔がはっきりと分かる写真であることが必須条件です。
後ろ姿の写真だけだと、持ち物や服装、服装が同じだと言っても、パートナーは自分ではないと否定するでしょう。
2人の顔がはっきり写っていないと、法的にも効力はありません。
ピンボケや暗い場所で撮影した写真も顔が特定しにくく認めてもらえないため、2人の顔ははっきり、くっきりと確実に断定できるように撮影することが大切です。
2.撮影場所・時間がわかるようにする
浮気調査で証拠写真を撮影するときは、撮影時間と撮影時間が分かるようにすることがとても大切です。
浮気の証拠写真が「いつ」「どこで」撮影されたかが明確でないと、有効性は薄れてしまいます。
撮影する前に、まずは使用するカメラの時刻設定を正確に合わせておきましょう。
証拠写真に時間の記録が残っていれば、滞在時間を把握することもできます。
また、2人の顔がいくらはっきり写っていても、アップすぎて背景が写っていなければ場所が特定できず浮気を断定できません。
ラブホテルの場合は、看板や周りの景観も写るように撮影しましょう。
シティホテルやマンションの場合は、建物だけでなく、2人で部屋に入るところや部屋に入るまでに手を繋いでいるところも撮影しておくと、有効性が高くなります。
3.複数枚撮影する
浮気調査で証拠写真を撮影するときは、最低3枚は撮影しましょう。
『不貞行為が分かる証拠』として、証拠写真が1枚だけでは有効性は低いです。
浮気の継続性を示すことが重要となります。
ラブホテルの場合は40分以上の滞在が3回以上、浮気相手の家の場合は5回以上2人で出入りしていると分かる証拠写真を撮影できれば、有効性は高くなります。
また、宿泊旅行や遠出のデートをしている場合も、複数枚の証拠写真を撮影しておきましょう。
浮気調査で証拠写真を自分で撮影する時のリスク
自分でやる浮気調査にはリスクがつきもので、事前にそのリスクを理解して浮気調査中もリスクを意識して行動する必要があります。
ここからは浮気調査で証拠写真を自分で撮影する時のリスクを以下の3つ解説します。
- 知らないうちに違法行為を犯す
- バレて今後の浮気調査に支障をきたす
- バレて夫婦関係が悪化する
この3つのリスクを理解したうえで、実際に証拠写真を自分で撮影するべきか考えてみてください。
1.知らないうちに違法行為を犯す
自分で証拠写真を押さえようと必死になると、気付かぬうちに違法行為を犯してしまう可能性があります。
違法行為の例をご紹介します。
- 浮気相手の家に勝手にカメラを設置すると『住居侵入罪』
- 浮気相手の家に押しかけると『住居侵入罪』
- 第三者に浮気の証拠写真を見せると『名誉棄損罪』
婚姻関係にあれば、配偶者がパートナーを尾行することや撮影することは違法ではありません。
しかし、「浮気の事実を知りたい」「慰謝料請求するための証拠を集めている」などの正当な理由がある場合に限られますので、注意しましょう。
2.バレて今後の浮気調査に支障をきたす
浮気を疑って調査していることが勘付かれてしまうと、行動パターンを変えられてしまったり、警戒心が強まるため浮気相手と距離を取る場合もあります。
そうなると、なかなか浮気の証拠写真を撮影できず、浮気調査を継続することは難しくなります。
3.バレて夫婦関係が悪化する
もし浮気調査が途中でバレてしまったら、夫婦関係がさらに悪化する原因となってしまいます。
離婚まではするつもりがなかったのに、パートナーから離婚を突き付けられる場合もあります。
バレずに浮気調査がしたい方、もしバレた場合の立ち回り方を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
浮気調査で証拠写真を撮影する方法4選|まとめ
浮気調査で必要となる証拠写真について、撮影方法や重要性、有効な証拠写真とは何かをご紹介しました。
「夫の浮気の証拠写真を撮りたいけどどうすれば良いだろう」とお悩みの方は、ポイントを押さえて法的に有効な証拠写真を撮影しましょう。
法的に有効な証拠写真とは『不貞行為(肉体関係)が分かる証拠』であるかどうかです。
自分で撮影する場合はリスクをしっかり理解し、不安な場合は浮気調査のプロに依頼することをおすすめします。