浮気調査で失敗しないポイント5つ!失敗例や対処法もご紹介
2022.9.20
探偵事務所に浮気調査を依頼しても、残念ながら調査が失敗に終わることはあります。
もちろん探偵はプロとして、細心の注意を払って調査を行いますが、調査の難易度は調査対象者や事情によって変動するため、必ずしも上手くいくとは限りません。
では「浮気調査の失敗」とは、具体的にどのような状況を指すのでしょうか?
今回の記事では、浮気調査の失敗についての解説や、失敗しないための方法、失敗した場合の対処法もご紹介します。
目次
浮気調査に失敗したケース
「浮気調査を依頼したいけど、失敗したらどうしよう…」という不安を抱いている方は多いと思います。
しかし、浮気調査のどこからが成功で、どこからが失敗なのか、ピンと来ていますでしょうか?
まずは最初に「浮気調査に失敗した」と判断される状況についてご説明します。
浮気調査が調査対象者にバレた
浮気調査をしていることが調査対象者にバレるということは、浮気調査で最も多く、最も大きな失敗です。
何故なら、証拠を掴む前に調査がバレてしまうことで、調査対象者の警戒心が強まったり、証拠を隠滅されてしまったり、法的な反撃の準備をされてしまうことがあるからです。
こういった失敗の主な理由は、調査対象者の警戒心が非常に強く、違和感に気付きやすい性格であったことや、探偵の経験や調査力不足などが挙げられます。
その他にも、浮気調査をしていることを、依頼者が言動に出してしまいバレてしまうケースもあります。
「私はあなたが浮気をしていることを知っている」と匂わせることで、浮気をやめさせたい気持ちがあるのかもしれませんが、それをバラしてしまうとパートナーに警戒されて今後の調査は難しくなってしまいます。
浮気の証拠を取り逃した
浮気の決定的証拠を取り逃してしまった場合も、浮気調査の失敗と言えるでしょう。
法律上は「パートナー以外と継続的な肉体関係にあること」が浮気と定められています。
そのため、裁判で浮気を証明したい場合は「浮気相手との肉体関係を証明できる静止画や動画」が最も有効な証拠になります。
しかし、探偵の調査力やパートナーと浮気相手が行為に及んだ状況によっては、この証拠を掴むことができない場合もあります。
せっかく現場を撮影できても、不明瞭な画像だった場合は証拠としての役割を果たさないこともあるため、探偵の機材選びや撮影の経験値が、浮気調査の成功に直結しそうです。
調査中に警察に通報された
探偵が張り込み中に、調査対象者または第三者に怪しまれて、警察に通報されるケースがあります。
探偵による尾行や張り込みは、法律に則った合法的な調査ではありますが、事情を知らない人にとっては非常に怪しく見えることも事実です。
警察沙汰になってしまうと調査対象者の警戒心が強まり、浮気調査の続行が難しくなるため、浮気調査は失敗してしまいます。
用意した証拠が裁判で認められない
パートナーへ慰謝料を請求する、または離婚や親権問題で裁判に発展するような場合は、探偵事務所の調査報告書を重要な証拠として提出することができます。
経験が浅い探偵や、信頼性が低い探偵事務所に依頼してしまうと、どのような証拠が有力なのかを把握していなかったり、提出書類の書式そのものを間違えているケースがあります。
また一部ではあるものの、そもそも浮気調査を行ってないのにデタラメな報告書を提出するという悪徳業者も存在するので、依頼時には十分見極める必要があります。
そもそも調査報告書がどんなものか詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
依頼人と探偵の間に齟齬があった
最後は、依頼人と探偵の間で認識の齟齬が生じてしまったケースです。
探偵事務所を利用した浮気調査は、決して安いものではありません。
依頼すると決めたからには、どこまでの証拠が欲しいか、裁判に発展させるつもりはあるか、最終的にどのような決着を希望しているかなど、細かい希望を伝えておく必要があります。
探偵もプロとはいえ人間ですので、曖昧な依頼では困惑してしまいます。
その結果、あなたが欲しい証拠が手に入らなかったり、反対にあなたが望む以上の調査結果を得られたものの、費用も高額になってしまう可能性があります。
希望に沿った調査ができなかった場合は、やはり失敗と言えるでしょう。
浮気調査に失敗したらどうなる?
上記でご説明したように、調査対象者にバレる以外にも浮気調査の失敗といえるケースは存在します。
では、浮気調査に失敗すると、具体的にはどのような不利益があるのでしょうか。
浮気調査の失敗時にありがちな結果をまとめてみました。
パートナーに逆ギレされる
浮気調査にパートナーが気付いた時「気付かれないと思ってやってしまった、悪かった」などと反省してくれれば、まだ弁明を聞こうという気持ちも湧いてきます。
しかし、大抵はパートナーが浮気調査をしたことに腹を立てて、逆ギレして喧嘩になってしまいます。
そうなった場合、証拠の隠滅のリスクは勿論のこと、ひどくなると感情的になったパートナーから暴言を吐かれたり、暴力を振るわれてしまうことになりかねません。
裁判で不利になる
浮気調査をしたことが調査対象者側にバレてしまい、プライバシーの侵害と捉えられてしまうと、裁判で不利になる可能性があります。
プロの探偵の調査だけなら問題が起こる可能性は低いですが、依頼者が勝手な行動を取ってしまうと、調査対象者側から逆に訴えられる危険性もあるので注意が必要です。
家族関係が悪化する
浮気調査をしていたことがパートナーにバレてしまうと、相手の家族まで伝わってしまう可能性もあります。
浮気調査を依頼したのに結果は失敗だったと相手の家族が知ったら、あなたの印象が悪くなり、その後の家族関係が悪化してしまうかもしれません。
費用が無駄になる
浮気調査にかかる費用は、平均30万〜50万と言われています。
調査に失敗すると、当然ながらこの費用は無駄になってしまいます。
別の事務所を探して再度依頼するという手もなくはありませんが、主婦や子どもがいる家庭の方にとっては、二度は依頼できない金額であることも多いはずです。
探偵に依頼した場合の浮気調査の費用については、以下の記事をご確認ください。
浮気調査で失敗しない5つのポイント
せっかく探偵事務所に浮気調査を依頼するなら、失敗は極力避けたいですよね。
浮気調査で失敗しないためには、次の5つのポイントを押さえておきましょう。
- 調査対象者には警戒されないように気を付ける
- 調査対象者の行動パターンを知る
- 調査対象者についての情報を伝える
- 調査時間・人数は余裕を持って依頼する
- 冷静な行動を心がける
1.調査対象者には警戒されないように気を付ける
調査対象者が警戒すると、証拠を隠滅したり、浮気相手と会うのを控えてしまうため、いつまで経っても証拠が掴めず時間と費用の無駄になってしまいます。
浮気調査を依頼した後も、できるだけ普段と変わらない生活態度を続けることで、調査対象者に警戒させないようにしましょう。
インターネットで浮気や探偵について検索する場合は、シークレットモードにして履歴を残さない、探偵社の名刺や契約書などをパートナーの目に付くところに置かないといった事にも注意が必要です。
2.調査対象者の行動パターンを知る
探偵に依頼する前に、調査対象者の行動パターンを知っておくことで、調査がよりしやすくなります。
例えば会社の出勤時間、退勤時間、帰宅時間、連絡の取れなかった時間といった行動時間を記録したメモや、会社の場所、よく飲み会で使っている居酒屋などの場所に関する情報も、探偵にとっては非常に有用なヒントとなります。
また、活動パターンを見てパートナーが行動しそうな日を絞り込むことで、探偵に調査を依頼する日数も減り、費用を抑えることにも繋がります。
3.調査対象者についての情報を伝える
探偵に浮気調査を依頼すると決めたら、調査対象者であるパートナーの車の車種やナンバー、所属している部署名といった情報も正確に伝えておく必要があります。
また、調査対象者について知っている事は包み隠さず探偵側に伝えましょう。
調査対象者の人となりや行動パターンが分かりやすくなり、浮気の証拠が掴みやすくなります。
4.調査時間・人数は余裕を持って依頼する
できるだけ費用を抑えようと、ギリギリの時間数で調査を依頼する方がいますが、たった少しの時間差で欲しい証拠を逃してしまうこともあるため、あまりオススメできません。
また人員が少なすぎると、浮気の決定的瞬間を撮影できる可能性が低くなります。
調査対象者が突発的な行動を取っても大丈夫なように、依頼する時間や人数には余裕を持つようにしましょう。
5.冷静な行動を心がける
本当に浮気をしていると分かった場合、覚悟していたとしても冷静にはなりにくいものですよね。
怒りを抑えきれず浮気相手の家へ乗り込んで、後々裁判で不利になったケースもあります。
また、探偵事務所によってはリアルタイムで調査内容を報告してくれるところもありますが、証拠を掴めたからといって、調査が完全に完了する前にパートナーを問い詰めるのはやめましょう。
探偵事務所に浮気調査を依頼する場合、証拠だけが目的ではないことも多いはずです。
しっかりと調査報告書を作成してもらい、パートナーの知らないうちに裁判などの準備を万全に進め、何の準備もできていない相手に対して証拠を突き付けることができるところまで含めて「探偵事務所で浮気調査を依頼するメリット」なのではないでしょうか。
そう考えると、少しだけ冷静な行動を心がけることができる気がしてきます。
浮気調査に失敗した後の対処法
調査対象者に浮気調査をしていることがバレていなければ、費用はかかりますが再調査というリカバリー方法があります。
しかし、調査対象者にバレてしまった場合はパートナーが警戒するため、調査し直すことは難しくなってしまいます。
もし、探偵に浮気調査を依頼している最中に、依頼者のうっかりで浮気調査していることがバレてしまった場合は、速やかに探偵へ連絡しましょう。
探偵は浮気調査のプロですので、状況に合わせた提案をしてくれるはずです。
反対に、探偵側の不手際で浮気調査がバレてしまった場合は、調査費用の返金などについて掛け合いましょう。
浮気調査が失敗した場合の費用については、探偵事務所によって対応が様々なため、事前にきちんと確認しておくことが望ましいです。
また、探偵は探偵業法の範囲内で調査していますので、パートナーから訴えられるケースは少ないです。
万が一、パートナーに浮気調査していることがバレてしまった場合は、以下の記事を参考にしてください。
まとめ│浮気調査で失敗しないポイント5つ!失敗例や対処法もご紹介
- バレるだけが調査失敗じゃない
- 5つのポイントで失敗を防止できる
- 相手の警戒心次第で再調査も可能
- 失敗時の契約も確認しておこう
調査対象者に浮気調査していることがバレるのは、リカバリーが効かない致命的な失敗です。
とにかく調査対象者に警戒させないように、依頼人は細心の注意を払う必要があります。
また、浮気の調査報告を目にすることで怒りが湧いてくることもあるかと思いますが、証拠を掴むだけが浮気調査ではないため、裁判やその後の生活のことまで考えて、冷静に行動するように心がけましょう。
探偵事務所に浮気調査をする際は、上手くいかなかった場合のことも想定し、事前にしっかりと契約を確認しておくことも大切です。
この記事が、浮気調査で失敗しないための参考になれば幸いです。